2020年10月頃から、買いたいと思ったETFや個別銘柄がSBI証券で買えないことが多く、SBI証券からインタラクティブ・ブローカーズ証券(Interactive Brokers証券/IB証券)への移行を検討し始めました。
その後、2020年12月上旬にSBI証券からIB証券へ移行し、ポートフォリオを再構築しております。
これまで1年半ほどIB証券を使った経験を踏まえて、そもそもIB証券って何?という点や、IB証券を利用するメリット・デメリットをまとめてみました。
※最善を尽くして調べてはいますが、実際にIB証券を活用する際は各自でご確認をお願い致します。
- そもそもIB証券とは?
- メリット①:世界中の金融商品への自由な投資が可能
- メリット②:売買手数料が大幅に削減可能
- メリット③:金額ベースでの端株取引が可能
- メリット④:DRIP(自動配当再投資)が利用可能
- メリット⑤:株式利回り向上プログラムによる副収入
- メリット⑥:海外居住者になっても問題なく使える
- メリット⑦:借入コストが低い
- デメリット①:入金が外国送金扱いとなり、手間とコストがかかる
- デメリット②:口座維持手数料がかかる場合がある(制度廃止)
- デメリット③:特定口座に非対応
- デメリット④:国内口座との株式移管(入出庫)ができない
- デメリット⑤:ログインがめんどくさい
- デメリット⑥:リアルタイムで株価を見るには費用がかかる
- これまでのところIB証券への移行には大満足
そもそもIB証券とは?
IB証券は米国の大手ネット証券です。
下記のとおり、2020年時点でBarron’sが選ぶベストオンラインブローカーに10年連続で選出されています(Barron’s元記事)。
ちなみにSBI証券や楽天証券は米国株の取次をIB証券に依頼しています。
つまり、我々とIB証券の間にSBI証券や楽天証券が入って、手数料などを上乗せしている状態なのです。
SBI証券の「外国株式取引に関する説明書」では下記のとおり述べられています。
他の米国証券会社と比べたIB証券の強みとしては、主に下記2点が挙げられているようです。
①コスト(手数料・借入金利)が安い
②国際取引(米国以外の市場へのアクセス)
ここからは日本居住者の私がIB証券を使うことのメリット・デメリットを列挙していきたいと思います。
メリット①:世界中の金融商品への自由な投資が可能
最大のメリットはまず間違いなくこれです。
SBI証券でも米国市場の主要銘柄はだいたい抑えられるのですが、実際には取り扱いのない(もしくはできない)銘柄もかなりあります。
IB証券は米国の証券会社ですので、当然のことながら米国の上場銘柄はすべて投資できますし、米国以外でも世界の主要市場は全てアクセスできます。
具体的には33か国、133マーケット、23通貨への投資が可能です。
株式以外も先物・債券・FX・オプション・CFD・コモディティなどいろいろありますが、とりあえず投資可能な株式市場だけでも下記のとおりで、普通の人が投資したい市場は全て押さえていると思います。
個人的にはSBI証券では米国REIT ETFや中国株ETFの取り扱いが非常に限られる点や、製薬分野で世界トップクラスのロシュやノバルティス(ともにスイス企業)が購入できない点にこれまで不便を感じてきました。
それに加え、毎月配当を出す銘柄(Realty Income/Ticker: Oなど)がSBI証券ではほとんど取り扱いがないことを確認しまして、IB証券に口座を持てばこのような問題が解消できると考えました。
メリット②:売買手数料が大幅に削減可能
SBI証券と比べてIB証券は手数料が格段に安いです。
変動型と固定型の2つのプランがあるのですが、分かりやすい固定型を見てみると、1株0.005ドル(最低手数料は1ドル)となっています。
例えば25ドル×100株=2,500ドルを投資した場合の手数料をSBI証券と比べてみると以下のとおりです。
SBI証券:2,500ドル×0.495%(税込)=12.375ドル
IB証券:100株×0.005ドル=0.5ドル<1ドル(最低手数料)
上記取引の場合、たった1回の取引(しかも片道)で11ドル以上の差が出ることになります。
私の場合、今後も継続的に資金を投下していきますし、多くの銘柄に投資するつもりでいますので、手数料だけで考えても、今後数年のうちに数万円単位でコスト削減ができると試算しています。
メリット③:金額ベースでの端株取引が可能
IB証券では投資対象の株価に関係なく金額ベースでの投資が可能です。
例えば本来3,000ドル以上ないと投資できないAmazon株でも、100ドル分だけ購入するといったことが可能で、ポートフォリオ内の各銘柄への投資金額の調整が容易になります。
株価を見ずにA/B/Cにそれぞれ100ドルずつ投資するというやり方ができるわけです。
個人的にはこれまでは各銘柄の株価変動を見ながら、発注株数を調整したりしていましたので、この点は非常に楽になりましたし、資金効率の最大化にも寄与してくれていると感じています。
メリット④:DRIP(自動配当再投資)が利用可能
DRIP (Dividend Reinvestment Plan)とは日本ではあまり馴染みがありませんが、その名の通り、受け取った配当金を自動で同じ銘柄に再投資してくれる仕組みです。
DRIPを使おうと使うまいと源泉徴収されて口座に入金する金額は変わりません(米国株なら10%が源泉徴収されて入金する)ので節税効果はありませんが、IB証券ではDRIP設定をオンにしておくと配当金を受領した翌営業日に自動で同じ銘柄を買い付けてくれます。
DRIPでは端株機能は作動しないため、受取配当金額が1株単価以上になる必要があります(例えば1株25ドルの銘柄から配当が20ドル入っても再投資はされない)が、いちいち入金を確認して買い注文を入れる必要がないので手間はかなり省けますし、うっかり再投資を忘れることもなくなります。
また、通常であれば固定型プランだと上述のとおり、最低手数料1ドルがかかりますが、DRIPの場合にはそれ以下の手数料(私の場合は最低0.04ドル)で済むため、コストメリットもあります。
通常よりも低コストで確実に配当再投資を実行してくれるDRIPは複利効果を最大化したい投資家の強い味方と言えます。
メリット⑤:株式利回り向上プログラムによる副収入
IB証券では株式利回り向上プログラム(Stock Yield Enhancement Program/SYEP)というものがあり、マージン口座もしくはキャッシュ口座で資産残高が約500万円以上の人はこの制度を利用することで副収入を得ることができます。
端的に言えば自分が保有している株式をIB証券が勝手に貸株に出してくれて、その対価として払われる借株料をIB証券と折半する制度です。
当然、貸し出された株式は空売りに利用されるわけですから、当該株式の売り圧力に加担することにはなりますが、それ以外ではIB証券がきちんとプログラムを運用してくれている限りはデメリットは特になかろうかと思います。
貸し出されている銘柄についても、売買は自由に行えますし、配当も支払われます。
私の場合、銘柄によっては、年利5%以上の借株料を取れているものもあり、このプログラムを活用しない手はないと思います。
メリット⑥:海外居住者になっても問題なく使える
SBI証券など日本の金融機関は利用者が日本居住者であることを前提にサービスを提供しています。
したがって、非居住者になる場合、上記のように様々な制約や不利益が生じる可能性があります。
この点、IB証券は元々様々な国の利用者に向けてサービスを提供していますので、仮に海外赴任・留学・移住等により、非居住者となった場合でも問題なく利用を継続することが可能です。
メリット⑦:借入コストが低い
IB証券では非常に低い借入コストで信用取引が可能です。
StockBrokers.comによれば、2022年1月7日時点での米国の各ネット証券の借入金利(年率)は以下のとおりとなっています。
他の証券会社と比較してもIB証券の借入金利が圧倒的に安いことが分かります。
2022年4月15日時点でのIB証券の主要通貨の借入金利は以下のとおりです。
上記のとおり、マイナー通貨の香港ドルとポンドは2%を超えていますが、それ以外の主要通貨(米ドル、ユーロ、日本円、豪ドル、加ドル、スイスフラン)は1.5~1.875%の利率で借り入れ可能です。
なお、借入額が多くなるほど適用金利は段階的に安くなり、円換算で1,100万円以上の借入部分は1.0~1.375%、1.1億円以上は0.5~0.875%という破格の金利で借り入れ可能です。
資産規模が大きく、レバレッジをかけて運用したい投資家にとっては理想的な環境と言えるのではないでしょうか。
私も適度にレバをかけて運用しておりますが、この程度の金利であれば長期国債か社債でも買っておけばイールドスプレッドが確保できるので、なかなかナイスな証券会社だと思っております。
デメリット①:入金が外国送金扱いとなり、手間とコストがかかる
日本の主要証券会社だと手数料無料の即時入金サービスが提供されており、銀行口座から証券口座に資金を移すにはコストも時間もかかりません。
しかしながら、IB証券の場合には証券口座への入金が外国送金(正確には国内非居住者円建送金)となり、SMBCと三菱UFJの場合、800円の送金手数料がかかります。
この2つのメガバンク以外の取り扱いは不明ですが、通常の外国送金と同じ扱いになる場合には一般に数千円から1万円程度の手数料がかかります。
なお、三菱UFJの場合、国内非居住者円建送金を行うには毎回来店して手続きをする必要があるようなので、IB証券に口座を持つならオンラインで手続きできるSMBCの口座開設はマストと言えそうです。
私自身もIB証券の口座開設に伴い、IB証券への送金用にSMBCに新たに口座開設しました。
初回送金時には金額が大きかったこともあり、店舗に足を運びましたが、2回目以降は登録口座への外貨送金という形でオンラインで済ませているので、手間はほとんどかかっていません。
ただし、手数料の800円を避けることはできないため、IB証券を使うなら送金手数料負けしないためにある程度資金を貯めてからまとめて送金するやり方がよさそうです。
デメリット②:口座維持手数料がかかる場合がある(制度廃止)
かつてはIB証券では、口座内残高が10万ドル(約1,000万円)未満の場合、月額10ドルの口座維持手数料がかかりました。
運用資金がそこまで大きくない個人投資家にとっては、これが最も大きなハードルになっていましたが、2021年7月1日をもってこの手数料制度が撤廃されました。
正直これはナイスすぎる変更で、これでIB証券がより多くの人にとって使いやすい証券会社になったと思います。
デメリット③:特定口座に非対応
これは外国証券会社なのでしょうがないのですが、特定口座に対応していません。
したがって、すべての売買・配当を為替レート込みで計算し、毎年確定申告を行う必要があります。
IB証券ではActivity Reportというものを取得でき(期間は月次でも年次でも自由に設定可能)、このレポートで保有銘柄の価格や売買・配当・源泉徴収税等の情報をすべて確認可能です。
このレポートはCSV形式でもPDF形式でも出力可能ですが、私自身は画面上に表示させた情報をそのまま自作のエクセルにコピペして、必要な情報を管理・記録しています。
私の場合、もともと売買・配当は全て記録しつつ、確定申告もしていたのですが、特定口座を活用していた時は自分で円換算をする必要はなかったので、これが追加の作業として発生しました。
デメリット④:国内口座との株式移管(入出庫)ができない
すでに米国株を保有している場合、売却による手数料と税金を避けるために株式移管(株式を売却しないでそのまま他の証券会社の口座に移すこと)をしたいわけですが、SBI証券では海外口座への株式移管はできません。
したがって、私の場合、
①ゼロからIB証券でポートフォリオを作っていく
②SBI証券の銘柄を売却&円転してIB証券に入金する
のいずれかの方法を取る必要がありましたが、まだ資産形成の初期段階にいることも考慮し、私は②を選びました。
幾ばくかの手数料と税金を納める形で全ての銘柄を一旦売却し、その全資金をIB証券に回すことでより効率的に資産形成を進めることを決断した次第です。
デメリット⑤:ログインがめんどくさい
これは軽微な点ではありますが、IB証券では都度2段階認証でのログインが必要です。
※残高を確認するだけなら2段階認証は不要(携帯アプリで出来ます)
PCを開いて、IDとパスワードを入力すると、毎回携帯にSMSでワンタイムパスワードが送られてくるので、携帯が手元にないとログインできません。
IDとパスワードだけでログインさせてくれる日本の証券会社と比べるとめんどくさいのですが、このあたりは有り余るメリットを享受しているので個人的にはしょうがないかなと思っております。
デメリット⑥:リアルタイムで株価を見るには費用がかかる
日本の証券会社に慣れている我々としては「えっ!?」と思う部分かもしれませんが、IB証券ではリアルタイムで株価を確認するには手数料を払わないといけません。
※後述のとおり、このコストは実質的には回避可能ですが、日本の証券会社とは異なる点ですので、一応デメリットとしてまとめてみました。
リアルタイムのマーケットデータへのアクセス手数料は、カバーされる市場ごとに細かくパッケージが分かれているのですが、恐らく最も需要があるであろう「US Securities Snapshot and Futures Value Bundle」は月額11ドル(税込)です。
このパッケージを契約すれば、NYSE, NYSE American, NASDAQ, OTC Market, ダウ・ジョーンズ指数, CBOE Market Data Express指数, 米国債券クオート, CBOT, CME, COMEX, NYMEX, 米先物データをリアルタイムで確認することが可能です。
米国市場全体をカバーしたい人はこのパッケージを契約しとけばOKということでしょう。
とはいえ、「月1,000円とかを株価を見るためだけに払うのはしんどいな…」と思う方も多いと思います。
でもさきほど言ったように大丈夫です。
この手数料を払わないで済ます方法が2つあります。
①毎月30ドル以上の手数料を支払う
実は上述のUS Securities Snapshot and Futures Value Bundleの場合、毎月の支払手数料が30ドルを超えるとマーケットデータの購読手数料は免除されます。
※各パッケージによって購読手数料が免除になるハードルは異なります
なので、デイトレーダーのように高頻度でトレードをしたり、運用規模が非常に大きいために手数料が毎月30ドル以上になるような人の場合には、実質的に追加費用なしでリアルタイムのマーケットデータを見ることが可能です。
とはいってもそんなに手数料払いたくないよ、という方がほとんどだと思いますので、その方々にはもうひとつの方法があります。
②Snapshotの利用を月1ドルまでに抑える
こちらの方が多くの人にとって現実的な解決策かと思います。
IB証券では、単発で個別銘柄のリアルタイム価格を取得できるSnapshotという機能を提供しています。
常にリアルタイムで株価を見る必要はないけど、場中に注文を入れるときに現在の価格を見たうえで注文を入れたい時などに使えます。
上述のとおり、対象銘柄の直近の取引価格・数量・取引所・ビット-アスク(価格・数量・取引所)の情報が取得できます。
このリアルタイム情報を取得するのにかかる費用は下記のとおりです。
取引所によって若干異なりますが、$0.01~$0.03と非常に安価です。
更に素晴らしいことに、このSnapshotの利用は毎月1ドルまでは無料なのです(毎月1ドル分の利用枠が無料で与えられる)。
ですので、1回あたり$0.03かかる市場であれば月33回まで、$0.01かかる市場であれば月100回までにSnapshotの利用を抑えることで、無料でリアルタイムの株価を確認することができます。
PCからのアクセスの場合、上記のように注文画面内に「Snapshot」というボタンがあるので、こちらをクリックすることでリアルタイムの情報を確認することができます。
個人的には、月数回の注文を入れる時だけ、Snapshotを利用して対象銘柄のリアルタイム情報を確認してから、注文価格を調整して発注するだけなので、毎月の1ドル分を使い切ったことはありませんし、これからもないと思います。
これまでのところIB証券への移行には大満足
上記のようなメリット・デメリットを検討したうえで、IB証券を使った方がより有利な条件で資産形成ができるだろうという結論に達し、2020年12月よりNISA枠以外はすべてIB証券に移行しました。
多少の手間とコストはかかりましたが、今回紹介したメリットに加え、Portfolio Analystという優れたサービスもIB証券では無料で提供されており、これまでのところ、IB証券に移行したことに対する後悔は全くありません。
金融先進国アメリカの良質なサービスを低コストで受けることができており、あらゆる観点から大変満足しています。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
コメント
私も同時期に同じことをしました。以後、毎月三井住友から800円+2500円=3300円の手数料を払って送金可能な上限金額である300万ずつIBKRに送金してます。
送金手数料800円という情報はありますが、このブログでも別のサイトでも2500円については言及されていないことが多いのですが、皆さん払っておられないでしょうか?ニコマルさんはどのように送金してますか?
コメントありがとうございます。
関係銀行手数料の欄を受取人負担にチェックして送金すれば、2,500円は取られないと思うのですが、あとからチャージされるのでしょうか…?
ちなみに私の場合には都度手数料を払うのがもったいないと思ったので、一度店舗に足を運んで2,000万円ほどまとめて送金しました(この時も手数料は800円だけでした)。
お返事ありがとうございます。
記憶が朧げながら確かにそのようなチェック欄ありました。私は払わなくても良い費用を負担してた可能性ありますね。
一度銀行に行って手続きをしてきます。ありがとうございました。
買いたい株が楽天証券とSBI証券になかったので米国の証券会社に口座を開こうと思い、いろいろ調べていたのですが、IB証券について非常にわかりやすく説明されていてありがたかったです。
口座維持手数料が月額10ドルは私にとっては高過ぎます。
ちょっと無理だなと思いました。
素晴らしい情報ありがとうございましたm(__)m
わざわざコメントいただき、ありがとうございます。励みになります。
これからも宜しくお願い致します。
とても役立つ情報ありがとうございます。
ネックになっている特定口座でないということですが、例えばどうやって確定申告に向けてのデータを整理したり取引記録などを取ったりしていますか?
そういった情報もいただけるとイメージつきやすいです。
コメントありがとうございます。
IB証券では日次ベースでActivity Reportというものを取得でき(期間は月次でも年次でも自由に設定可能)、このレポートで保有銘柄・売買・配当・源泉徴収税等の情報をすべて見ることができます。
このレポートはCSV形式でもPDF形式でも出力可能ですが、私自身は画面上に表示される情報をそのまま自作のエクセルに貼り付けて、必要な情報を管理・記録しています。
為替レートについては、別途Yahoo Financeから取得したものを使って円換算しています。
以上、ご参考になれば幸いです。
お疲れ様です
>配当として受け取った金額は確定申告しなければなりませんので、節税効果はありませんが、>IB証券ではDRIP設定をオンにしておくと配当金を受領した翌営業日に自動で同じ銘柄を買い付>けてくれます。
こちらに書いてあることですが、DRIP設定をオンにしておけば、本来であれば配当に対して日本の税金が発生するが、再投資してくれるので日本の税金はかからないということになるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
DRIP設定にかかわらず、米国株・ETFについては、基本的に10%の現地源泉徴収税が引かれたうえで口座に入金します。
日本の証券口座ではないので、そもそも国内分の源泉徴収はなく、DRIPを使っても使わなくても税効果は変わりません(=DRIPを使っても使わなくても口座に入ってくる金額は同じ)。
ですので、DRIPのメリットは単純に手間が省けること+手動で再投資するよりも手数料が安い、ということになろうかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
取引履歴はエクセルにどのように記録していますか?
確定申告の際に参考にさせて頂きたいので、ぜひブログにまとめていただけると嬉しいです!
大変有用な記事をありがとうございます。
デメリットとして、初回の入金の際に1万ドルのデポジットが必要、というのが挙げられると思うのですが、こちらについてはどうお考えでしょうか?特に昨今は円安が激しいので…
こちらこそコメントありがとうございます。
すいません、個人的にはIB証券に移行する段階で2,500万円程度は運用していたので気にしたことがありませんでした。
もし自身の運用総額に対して1万ドルの為替リスクが大きすぎるということであれば、確かにそれはデメリットとしてあるかもしれません。
ただ、為替リスクについては、IB証券への送金は円建で行う必要があるはずですが、円で入金した後は自分の好きなタイミングでドル転すればいいので、管理可能ではないでしょうか。
また、口座に円を入れたまま、ドルはIB証券から借りて運用することも可能ですので(この場合、ドルのマイナス残高に対して利息がかかってきますが)、対応方法はいろいろとある気はいたします。
現在は日本法人の口座IBSJ口座への開設になり、米国法人のIBLLC口座から今後口座移管を順次行なう予定のようです。日本法人の口座はDRIPとか米国債券とかサービスが異なるようですので、デスクに聞いたほうが良いと思います
コメントありがとうございます。
そのようですね、いずれこの記事も削除した方がよいかもしれませんね。
情報展開ありがとうございます。
こちらの記事を参考にIB証券に移ろうかと考えていたのですが、IBSJという日本の証券会社並行が進んでいると見かけました。主様のポートフォリオで利用しているETFも取り扱い対象外になるものもあるかと思いますが、移行先のETFもしくは移行先の証券会社など考えていらっしゃるでしょうか?
国内証券口座に移行するとこれまでとは受けられるサービスも変わってくると思うので、すでにNISA枠等を活用しているSBI証券に集約するかもしれません。
ご指摘のとおり、国内証券には移管できないETFもあるので、その時には今よりも一層全世界株インデックスに近い単純なポートフォリオに組み替えていく気がします。
はじめまして。IBK海外口座利用者です。海外口座使っているとどうしても確定申告が避けられないと思いますが、昨年度から海外口座の配当+キャピタルゲインがそのまま住民税に反映されてしまうことになったので、そのデメリットも考えないといけないかと思うのですが。配当の外国税控除をしても結局住民税で10%取られるので、二重課税からは逃れられない気がします。低配当で買いっぱなし投資であれば選択肢が豊富なIBKは良い選択肢なのは確かですが。今度の変更でIBK日本法人が源泉所得口座に変わってくれればいいのですが。