2020年7月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、7月の分配金と年初来リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
時価総額:追加投資&株・債券・金価格の上昇で大幅増
2020年7月末時点の保有銘柄の時価総額は213,559ドル (前月比:+24,393ドル/+12.9%) でした。
今月は主に長期社債・ゴールド・金鉱株の伸びが牽引し、取得価額に対する含み損益は+4,876ドル(+2.3%)とついにプラスに転じました。
特に金ETFと金鉱株は平均購入単価から17~28%と大幅なプラスになっていますが、ピークはまだまだ先だと思ってますし、今後も引き続き保有していく方針です。
資産配分:株式と金が上昇、債券とコモディティが低下
月末時点のポートフォリオの内訳と保有銘柄の概要は以下のとおりです。
- INDEX:VTI(米国株) & VEA(先進国株) & VWO(新興国株) & VT(全世界株)
- SPYD(高配当株ETF/S&P 500の配当利回り上位80銘柄)
- RWR/SRET(REIT ETF/米国REIT&高配当グローバルREIT)
- HEALTHCARE(製薬大手5社/PFE, MRK, GSK, JNJ, ABBV)
- HSBC/WBK(金融株/英国・香港&豪州の金融機関)
- BTI/MO(タバコ銘柄/世界最大手&米国最大手)
- UL(生活必需品銘柄/長期連続増配)
- NGG(英国公益企業/高配当ADR)
- VCLT(米国長期社債ETF)
- TIP(米国物価連動債ETF)
- JNK(米国ハイイールド社債ETF)
- PFF(米国優先株式ETF)
- BHP/RIO(コモディティ代替/鉱物資源メジャー No.1 & No.2)
- RDSB(コモディティ代替/英蘭石油メジャー)
- ADM(コモディティ代替/穀物メジャー 長期連続増配)
- GLDM(金ETF)
- NEM/GOLD(金代替/金鉱株 No.1 & No. 2)
投資活動:物価連動債と米国REITを新規に組み入れ
今月の投資活動は下記のとおりです。
分類 | Ticker | 銘柄 | 平均単価 | 総額 |
---|---|---|---|---|
総合債券ETF | BND | バンガード 米国トータル債券市場ETF(売却) | $88.63 | ▲$6,381 |
物価連動債 ETF | TIP | iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF | $123.85 | $10,032 |
米国REIT ETF | RWR | SPDR ダウ ジョーンズ REIT ETF | $77.73 | $8,006 |
タバコ株 | MO | アルトリア グループ | $41.65 | $1,499 |
金鉱株 | NEM | ニューモント | $61.55 | $800 |
金鉱株 | GOLD | バリック ゴールド | $26.97 | $755 |
インデックス | VEA | バンガード FTSE先進国市場(除く米国) ETF | $39.90 | $120 |
インデックス | VTI | バンガード トータルストックマーケットETF | $160.61 | $482 |
インデックス | VWO | バンガード FTSEエマージングマーケッツETF | $42.46 | $255 |
$15,568 |
レイダリオ氏は最近、今後の経済環境を鑑みるにゴールドと物価連動債が有効なリスクヘッジになりうると述べています。
私自身もインフレヘッジとしての物価連動債には以前より関心があり、このタイミングでなんとなく保有していた総合債券ETFのBNDを全て売却し、その資金も活用して物価連動債ETFのTIPを全体の5%ほど購入しました。
それ以外では、以前より注視していたREIT ETFが主要指数に比べ、値が戻っていないことから相対的に魅力を感じたこともあり、米国の伝統的REITを投資対象とするRWRを8,000ドルほど購入しました。
すでに保有している高配当グローバルREIT ETFのSRETは、モーゲージREITが多く含まれていることからRWRとはそれなりに補完しあう関係にありますし、不動産が中長期的にはインフレヘッジとして機能することも期待しています。
8月はコモディティ銘柄を物色したい
各資産クラスの6月末→7月末(目標配分)の推移は以下のとおりです。
株式 37.0%→38.6%(50%~)
債券 47.3%→45.8%(~35%)
商品 7.8%→7.0%(7.5~10%)
金 7.8%→8.6%(7.5~10%)
今月は、先月の記事で述べたとおり、BND→TIPのスイッチや、REIT ETFの組み入れを行いました。
現在は目標資産配分と比較し、株式とコモディティの比率が低いので、当面はこの2つの資産クラスに優先的に追加資金を投下していきます。
資源系のコモディティ銘柄はRDSB(ロイヤルダッチシェル)のような事故にあうこともありますので、ADM(アーチャーダニエルズミッドランド)のような安定感のある銘柄を新規に組み入れることも検討したいと思っています。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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