【投資の基礎】ステップ5:リバランスを実行する

初心者向け

私の愛するバンガード社のウェブサイトにて、初心者向けに投資の基礎知識がまとめられています。

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Investor News

上記バンガード社の記事も参考にしつつ、初心者が投資を始めるにあたって理解しておくべき基礎知識講座の最終回をお届けします。

  1. リスクとリターンを理解する
  2. 適切な資産配分を決定する
  3. 非課税口座を活用する(一般/積立NISA, iDeCoなど)
  4. 通常口座を活用する(株式・債券・ETFなど)
  5. リバランスを実行する

年一回は状況を確認し、乖離率5%を基準にリバランスをしよう

最初に本日の内容を簡単にまとめておきます。

  • 最低でも年に1回はポートフォリオの状況を確認しましょう。目標とする資産配分から5%以上乖離していれば、リバランスしましょう。
  • リバランスによってリスク量を適切に管理することで長期的な目標達成が可能になります。
  • リバランスの手間を省きたいのであれば、バランス型ETFや投資信託への投資を選択肢に入れてもよいでしょう。

目標とする資産配分と現状を確認致しましょう

<目標とする資産配分>

投資目標・時間軸・リスク許容度によって、あなたの投資目的に合致した最適な資産配分(株式・債券・現金などの比率)が決定します。

これが目標とする資産配分になります。

資産配分は投資における最重要事項であり、これによって期中の価格変動を含め、投資の成果がほぼすべて決定されます。

市況の変化や経済環境は目標とする資産配分に影響しませんが、人生の転機となるようなイベント(出産、転職、退職等)に際しては、資産配分を再検討する必要が出てきます。

<現在の資産配分>

実際にあなたが保有する株式・債券・現金などの時価ベースでの比率が現在の資産配分となります。

こちらは目標とする資産配分と違い、市況の変化や経済環境によって変動します。

したがって、時間の経過とともに保有する資産の時価が変動することによって、目標とする資産配分からどんどん乖離していく可能性があります。

リバランスの具体例

ここからはリバランスの具体例を見てみましょう。

Aさんの目標とする資産配分は株式50:債券50で、当初はそれに合う形で株と債券を3,000ドルずつ、計6,000ドルのポートフォリオを組んだとします。

数か月後、株式は値上がりして5,000ドルに、債券は値下がりして2,000ドルになったとすると、合計7,000ドルのポートフォリオの資産配分はおおよそ株式70:債券30となります。

全体としては資産は増加していますが、この場合でも問題があります。

それはよりボラティリティの高い株式に資産配分が寄っていることで、当初の想定以上の価格変動リスクに晒されていることです。

リバランスはどのように実行するべきか

現在の資産配分が目標とする資産配分から5%以上乖離している場合、当初想定したリスクよりも高すぎるか、逆に低すぎるリスクを取っていることになります。

こういった場合、リバランスをすべきなのですが、リバランスには主に2つのやり方があります。

①即座に目標とする資産配分に戻す方法

上記の例で言えば、オーバーウェイトされている株式を売却し、アンダーウェイトされている債券を買い増すことで、資産配分を株式50:債券50に戻すやり方です。

この場合、即座に目標とする資産配分を実現することで、当初想定していたリスク・リターンのバランスを一瞬で取り戻すことが出来ますので、理論上は理想的な対応と言えます。

ただし、このやり方にも欠点があります。

それは基本的に利益が出ている資産を売却して比率の下がった資産を買い増すことになるため、リバランスを行う際に利益を確定することで税コストが発生しがちな点です。

含み益がない場合や、NISAなどの非課税枠の範囲内でリバランスを行う場合にはこの問題は発生しませんが、通常口座で含み益を抱えている場合には、下記の2つ目の選択肢と天秤にかけることになります。

②時間をかけながら目標とする資産配分に戻す

多少の時間的リスクを許容でき、かつ節税効果を高めたいのであれば、こちらのオプションも選択肢に入ってきます。

保有する株式や債券からの配当・分配金や、毎月の給与所得からの余剰資金等を比率の下がった債券に追加投入することで、時間をかけながら徐々にリバランスをしていく方法です。

この場合、何も売却することはないので、キャピタルゲインは発生せず、したがって、課税繰延によって、複利効果を高めていくことができます。

個人的にはリバランスの方法としては②をベースに随時行いつつ、昨今のように大きな価格変動が生じた場合のみ、①をタイミングを見ながら発動してバランスを取っていく方法を好んでいます。

「リバランスなんて面倒だし興味ないよ」という方へ

リバランスなんてやってられない、という方もいらっしゃるかと思います。

そういった方はいわゆるバランス型と言われる複数の資産クラスをパッケージにしたETFや投資信託を購入するとよいでしょう。

この場合、運用者が勝手にリバランスをしてくれるので、投資家サイドでは何もやる必要がありません。

私自身は投資は趣味でもありますし、自分なりに試行錯誤してリバランスをすることが楽しいので、バランス型のファンドを購入する予定はありませんが、運用に時間や手間を割けない事情があるような方は検討する価値はあると思います。

ただ、この場合にも絶対に経費率(信託報酬料率・購入手数料など)だけは目を通して妥協しないでください

もし年間の信託報酬が1%以上の場合、その商品は購入してはいけません

その金融商品はあなたのお金ではなく、それを販売している人たちのお金を増やすための商品だからです。

残念ながら日本にはまだまだそういった商品が存在していますので、きちんと地雷を避けられるよう勉強していかなくてはなりません。

最後は少し話が逸れてしまいましたが、初心者向け投資の基礎講座も今回で一旦終了です。

また皆様のお役に立てるような情報があれば、随時記事にしていきたいと思っています。

本日も最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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