2020年6月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、6月の分配金と年初来リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
市況を無視した大胆(無謀?)な追加投資を敢行

2020年6月末時点の保有銘柄の時価総額は189,156ドル (前月比:+20,506ドル/+12.2%) でした。
6月末時点では▲2,554ドル(▲1.3%)の含み損ですが、S&P 500は2月の過去最高値から8%程度下げたところにいますので、こんなもんだろうと思っています。
正直なところ、3月の急落以降、二番底を待っていたのですが、5月下旬頃から「さすがに様子がおかしい。そもそも『コロナで経済状況が悪化して株価が下がる』という誰でも思いつく理屈に基づいてポジションを取って利益が出るならプロも苦労しないよな。」などと思い始めました。
その結果、私のような素人はマーケットタイミングを計るべきでないという教科書的な考えも踏まえ、月初に債券ETFを一部売却した資金を株式と金ETFに振り向けたのに加え、中旬に株価が6~7%ほど下げたタイミングで手元資金を一気に全額投下しました。
今月の投資活動は下記のとおりです。
分類 | Ticker | 銘柄 | 平均単価 | 合計価格 |
---|---|---|---|---|
長期社債ETF | VCLT | バンガード 米国長期社債 ETF(売却) | $103.67 | ▲$7,464.24 |
金ETF | GLDM | SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト | $16.89 | $2,954.88 |
高配当株ETF | SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF | $28.97 | $6,952.41 |
タバコ株 | BTI | ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR | $41.42 | $1,988.16 |
高配当REIT ETF | SRET | スーパーディビィデンド 世界リート ETF | $8.13 | $2,031.25 |
公益企業 | NGG | ナショナル グリッド ADR | $57.18 | $2,515.83 |
製薬大手 | ABBV | アッヴィ | $91.50 | $1,555.50 |
製薬大手 | GSK | グラクソ スミスクライン ADR | $40.36 | $1,533.68 |
製薬大手 | JNJ | ジョンソン & ジョンソン | $140.63 | $1,546.93 |
製薬大手 | MRK | メルク | $74.51 | $1,490.20 |
製薬大手 | PFE | ファイザー | $33.19 | $1,493.55 |
インデックス | VEA | バンガード FTSE先進国市場(除く米国) ETF | $38.85 | $116.55 |
インデックス | VTI | バンガード トータルストックマーケットETF | $155.30 | $465.90 |
インデックス | VWO | バンガード FTSEエマージングマーケッツETF | $39.40 | $236.40 |
$17,417.00 |
先が全く見通せないなか、通常の景気循環以外の要因で動く銘柄を組み入れたい衝動に駆られ、新規銘柄として公益企業のNGGと製薬大手5社を組み入れました。
購入価格ベースで、NGGの配当利回りは約5.5%、製薬5社の平均利回りは約4.0%で、若干ですがポートフォリオ全体の配当利回りを引き上げてくれる予定です。
月末時点のポートフォリオの内訳と保有銘柄の概要は以下のとおりです。

- INDEX:VTI(米国株) & VEA(先進国株) & VWO(新興国株) & VT(全世界株)
- SPYD(高配当株ETF/S&P 500の配当利回り上位80銘柄)
- HEALTHCARE(製薬大手5社/PFE, MRK, GSK, JNJ, ABBV)
- HSBC/WBK(金融株/英国・香港&豪州の金融機関)
- BTI(タバコ銘柄/高配当ADR)
- SRET(高配当グローバルREIT ETF)
- UL(生活必需品銘柄/長期連続増配)
- NGG(英国公益企業/高配当ADR)
- VCLT(米国長期社債ETF)
- BND(米国債券市場総合ETF)
- JNK(米国ハイイールド社債ETF)
- PFF(米国優先株式ETF)
- BHP/RIO(コモディティ代替/鉱物資源メジャー No.1 & No.2)
- RDSB(コモディティ代替/英蘭石油メジャー)
- ADM(コモディティ代替/穀物メジャー 長期連続増配)
- GLDM(金ETF)
- NEM/GOLD(金代替/金鉱株 No.1 & No. 2)
資産配分変更中(株式↑・債券↓)
各資産クラスの5月→6月(目標比率)の推移は以下のとおりです。
株式 28.2%→37.0%(50%~)
債券 56.6%→47.3%(~35%)
商品 8.5%→7.8%(7.5~10%)
金 6.7%→7.8%(7.5~10%)
レイダリオは最近今後10年間の株式の期待リターンはゼロと言っていますが、長期的には株式が最も高いリターンをもたらしてくれるはずですので、しばらく低迷するリスクは承知のうえで、株式の比率を50%以上に高めたいと思っています。
今後は底堅いパフォーマンスが期待できそうな連続増配銘柄や、更なる分散効果を得るためにREIT ETFを組み入れたいと思っています。
債券については、次の景気サイクルでインフレ率が高まる可能性も踏まえ、物価連動債(TIPS)の組み入れを検討しており、BND(米国総合債券ETF)が金利水準的に伸びしろがなくなってきているため、BND→TIPSのスイッチもありかなと思っています。
コモディティとゴールドは今後も有望な投資対象だと思っているので、引き続き全体の7.5~10%程度のアロケーションを維持していきたいと思っています。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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