【資産状況】2020年3月末時点のポートフォリオ

資産状況・分配金

本日は2020年3月末時点でのポートフォリオの状況をまとめてみました。

オール・シーズンズ戦略でもコロナショックの影響は免れず

2020年3月末時点の保有銘柄の時価総額は148,220ドル (前月比:-16,034ドル/-9.8%) でした。

今月は約3,800ドルの追加投資を行いましたので、実質的には価格変動による資産額の減少は約20,000ドルの大赤字となっております。

一時は含み損が38,000ドル超まで行きましたので、これでも最終週の株価のリバウンドにだいぶ助けられています。

2020年3月の投資活動は下記のとおりです。

分類Ticker銘柄平均単価合計価格
高配当株ETFSPYDSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF$25.05$3,957.65
コモディティRDSB ロイヤル ダッチ シェル ADR B$27.09$1,977.90
高配当ADRBTIブリティッシュ アメリカン タバコ ADR$27.75$999.00
債券VCLTバンガード 長期社債 ETF-$85.51-$5,985.70
債券JNKSPDR BBバークレイズ ハイイールド債券 ETF$91.20$547.20
債券PFFiシェアーズ優先株式&インカム証券ETF$27.49$494.82
ゴールドGLDMSPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト$14.89$491.21
インデックスVTバンガード トータル ワールド ストックETF$57.03$513.25
インデックスVEAバンガード FTSE先進国市場(除く米国) ETF$33.50$100.51
インデックスVTIバンガード トータルストックマーケットETF$131.40$394.21
インデックスVWOバンガード FTSEエマージングマーケッツETF$45.85$275.12
$3,765.17

今月は歴史的な株価急落を受け、比較的下落幅の小さかったVCLTを一部売却し、相対的に割安になっていた株式およびハイイールド債・優先株を追加購入するリバランスを行いました。

結果的にはほぼベストタイミングで実行できたため、やはり目標とする資産配分からの乖離率に基づいたリバランスには一定の効果があると実感することができました。

月末時点のポートフォリオの内訳は以下のとおりです。

今月はリバランスに加え、新規銘柄として以前から目をつけていたBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が利回り9%を超えた段階で1,000ドルほど打診買いしました。

すでに買値からだいぶ値上がりしてしまいましたが、また安くなる局面が来れば買い増していく予定です。

保有銘柄の概要は以下のとおりです。

  • INDEX:VTI(米国株)/VEA(先進国株)/VWO(新興国株)/ VT(全世界株)
  • SPYD(高配当株ETF/S&P 500の配当利回り上位80銘柄)
  • HSBC/WBK(金融株/英国・香港&豪州の金融機関)
  • BTI(タバコ銘柄/高配当ADR)
  • VCLT(米国長期社債ETF)
  • BND(米国債券市場総合ETF)
  • JNK(米国ハイイールド社債ETF)
  • PFF(米国優先株式ETF)
  • BHP/RIO(コモディティ代替/鉱物資源メジャー No.1 & No.2)
  • RDSB(コモディティ代替/英蘭石油メジャー)
  • GLDM(金ETF)
  • NEM/GOLD(金代替/金鉱株 No.1 & No. 2)

長期投資家としてリバランス以外の売却はしない方針

2020年3月はコロナとオイルのダブルショックにより、株式市場は歴史的な急落をみせました。

3月中旬から下旬にかけては、株式・債券・コモディティ・金と保有する全てのアセットクラスが急落し、上述のとおり一時は38,000ドルを超える水準まで含み損が膨らみました。

その後、債券と金は値をだいぶ戻しましたが、短期的には分散投資が機能しない局面もあるという、今後の長い投資人生に役立つであろう学びを得ることができました。

現在の相場環境を考えると今後も更なる含み損を抱える可能性が非常に高いと思っていますが、長期投資家として、原則リバランス以外での売却はせず「10年くらい持っとけば配当含めて損しないやろ」という精神で各銘柄を長期保有していきます。

みなさんも含み損を抱えて辛くなった時は私のブログを見ていただき、『まだ私の方がマシだな、よし頑張ろう』と思っていただけますと幸いです。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

コメント

  1. ふじい より:

    いつも情報発信ありがとうございます。
    先日コメントさせていただいたあとに、自分でも色々勉強してアメリカのETFで積み立てを始めました。

    今回、大きく下がってしまったのは債券のメインがVCLTだからではないでしょうか?

    Portfolio Visualizerのテンプレにあるオールウェザーだと、2020年3月も-1.39%と(今のところ)軽傷ですよ。
    社債だとリーマンのときも株式と一緒に下落していたみたいですね。

    • にこまる より:

      米国ETFで積立を始められたとのこと、ほぼベストタイミングでの開始だと思いますので、将来が楽しみですね。
      またPortfolio Visualizerの情報共有ありがとうございます。

      私のポートフォリオのネガティブパフォーマンスについては、おっしゃるとおり、債券部分を国債ではなく社債(しかも長期社債)で持っていることが主因です。
      あとはコモディティ部分や金の一部に株式を活用していますので、これらについては基本的に原資産の価格変動を増幅する形になります(よって、下落局面ではより大きく下落する)。

      どちらかというと私自身はベンチマークとしてオールウェザーよりもS&P 500を見ているので、株式の急落局面のダメージを軽減できていればそれでOKだと思っています。
      また、長期的なリターンを高めるため、いつかはオール・シーズンズ戦略の資産配分を離れ、株式の比率を高めていきたいとも思っています。

  2. ふじい より:

    お返事ありがとうございます。

    なるほど、それくらいの下落が許容できて、かつVCLTのメリットがそれを上回ると感じられるのであれば問題ないということですね!

    では、またちょくちょくブログを拝見しますね。
    応援しております。

  3. だるお より:

    長期投資家を標榜する投資ブロガーって、大きな勘違いをしている気がする。

    バフェットも長期投資家の代名詞ですが、株式を売却することは普通にあります。

    長期保有するつもりで購入するというだけで、途中で判断が変わったら躊躇なく売却しているのです。

    購入したら決して売却しないのが長期投資家だとは思えないのですが。

    • にこまる より:

      コメントありがとうございます。おっしゃるとおりですね!

      ただ、バフェットはアクティブ運用の頂点の人なので、私のようなパッシブ寄りの運用を志向する人間としてはあまり参考にならないと思っています。
      そもそも個別銘柄に関する分析や判断に自信があるのであれば、ETFなど使わずに個別銘柄のみで勝負していますし、その観点からもグローバル・マクロ投資家のレイダリオを私は参考にしています。

      私自身のポートフォリオについていえば、大半を占めるETFに関してはリバランス以外で売却するつもりは基本的にありません(逆に言えばリバランスする時は普通に売却します)。
      ただし、ポートフォリオの一部を構成する個別銘柄の売買判断についてはおっしゃるとおりだと思いますし、間違ったと思えば躊躇なく売却する姿勢が大切であることには180%くらい同意です。
      問題はそこを正しく判断しようとすると、完全なるアクティブ運用の領域になることで、個人的にはこの部分でうまく対応できるとは全く思っていません。

      そんなこともあって、パッシブ寄りの運用スタイルを取っているのですが、何が起きても気にせずホールドし続けた場合にどうなるのかを皆さんにお見せするのも面白いかなと思って敢えてやろうとしてる部分もあります。

      本日はコメント2件もいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

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