2023年3月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
純資産:NAVはわずかながら過去最高を更新
今月末時点の運用純資産額(NAV)は374,218ドル (前月比:+6,681ドル/+1.8%) でした。
チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。
レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。
今月末時点では累計入金額331,112ドルに対して、累計利益が+43,106ドル (入金額に対して+13.0%)となっています。
新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は+5,225ドルでした。
レバレッジはゼロですので、GAVとNAVは同額です。
今月末のNAVは、今年1月の374,093ドルを僅かながら上回り、過去最高を更新しました。
3月はNISA枠の定期買付分しか追加入金しておりませんが、月末にかけて株価が急激に回復したことが追い風になりました。
今後も継続を堅実な運用によって、次の節目である40万ドルを目指して頑張っていきます。
資産配分:大きな変動はなく目標資産配分にほぼ一致
今月末の資産配分は株式 69.4%、債券 20.3%、 商品 4.9%、金 5.4%となりました。
株式の比率が若干下がる一方、ゴールドの比率が高まっていますが、リバランスするほどの目標配分からの乖離はなく、おおむね目標資産配分に一致した形になっています。
長期的には株式80%/債券20%というシンプルな形にしたいと思っていますが、少なくとも2023年はこのままいこうと思っています。
今後も資産配分の変更は最低限にとどめることで、市場リターンに準じたリターンを確実に確保してまいります。
ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。
- 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
- 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
- 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
- 新興国株:FLCH (中国大型・中型株) & VWO (新興国株)
- 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株)
- たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
- 米国物価連動債:SCHP
- 米国短期国債:VGSH
- コモディティ:GUNR (全世界コモディティ株)
- 石油:SNPTY
- ゴールド:GLDM (ゴールドETF)
地域別の内訳は、米国48.7%・先進国30.2%・新興国21.0%、47ヶ国に分散投資されています。
※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄(GUNR, SNPTY)を含む。
地域別内訳は前月比で米国が▲0.4%、先進国が±0%、新興国が+0.3%となりました。
国別比率では、No.1の米国が▲0.4%、No.2の中国が+0.2%上昇、No.3の英国が▲0.3%となりしましたが、それ以外は特に大きな変動はありません。
目標資産配分と比較し、米国の比率がちょっと低めなので、株価とタイミングを見て、目標配分に近づくように買い付けていきたいと思います。
今後も米国50%、先進国30%、新興国20%のイメージで資産配分を維持していきたいと思います。
投資活動:今月は定期買付と配当再投資のみ
今月はVEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資(VYM, VIG, VIGI, VYMI, VNQ, VGSH, GUNR)のみでした。
内訳としては、定期積立と配当再投資でちょうど半々くらいでした。
ポートフォリオがほぼETFで構成されていることから、基本的に配当は四半期末に集中しますが、中には年2回(6月/12月)配当の銘柄もありますので、次回の6月を楽しみに待ちたいと思います。
実は今年に入ってからまだSCHP(物価連動債ETF)から配当を受領できていないですが、米国のインフレ率はまだそれなりに高止まりしていますので、今後の配当に期待しております。
配当は物足りないがトータルリターンの観点から継続性を優先
今年に入ってポートフォリオをETF重視に大きく再構築し、今月が初めて配当が集中する四半期末だったわけですが、思ったほど配当金額は伸びませんでした。
少しがっがりした部分はありますが、昨年よりも今年のポートフォリオの方がバランスよく分散されていますので、長期的なトータルリターンの観点からは正しい判断ができていると思っています。
いずれにせよ、がちゃがちゃと頻繁にポートフォリオを動かす方が余計なコストがかかったり、市場リターンを取り逃すことにつながるので、これからも不必要なポジション調整は慎みながら、継続と忍耐の運用を行っていきたいと思います。
最近は単月の資産変動が、円換算で数百万円規模になることも多く、給与所得からの入金の影響が相対的に薄らいできています。
もちろん今後もできる限り入金をしていくことに変わりはありませんが、資産運用のフェーズとしては、金融資産が自ら生み出すリターンで勝手に増えていくフェーズに入りつつあるのかなと感じています。
まずは次の節目である40万ドルを目指しつつ、その先の大きな目標も見据えながら、今後も着実に一歩ずつ進んでいきます。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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