インデックス投資のメリットについて

インデックス投資

一部ではインデックス・バブルと言う言葉も出てくるほど、隆盛を誇っているインデックス投資ですが、本日はインデックス投資のメリットについて、考察してみたいと思います。

そもそもインデックスとは何か?

インデックスとは、S&P 500や日経平均に代表される、マーケット動向を表す指標です。

MSCI Emerging Market Index(中国、インド、ロシア、ブラジルなどの新興国26か国の主要銘柄)のように複数国にまたがるインデックスもありますし、株式以外にも、債券、不動産、コモディティなどの市場動向を示すインデックスもあります。

MSCIやFTSEといった会社が主なインデックスプロバイダーです。

インデックス投資は最高の投資戦略か

結論から言えば、私はS&P500に代表されるインデックス投資は、世の中のほとんどの人にとっての投資の最適解だと思っています。

インデックス投資のバイブルである「ウォール街のランダムウォーカー」にて詳述されていますが、極めて一部の例外を除き、プロが運用するアクティブファンドがインデックスをアウトパフォームできていないことは過去のデータから確認されています。

比較対象期間を長くとればとるほど、この数字は0%に近付いていきます。

さらに言えば、どのアクティブ・ファンドが今後インデックスをアウトパフォームするかを事前に把握して投資することはできないため、現実的にはアクティブファンドに投資してインデックスをアウトパフォームすることは不可能と考えられます。

インデックス投資のメリット

プロが運用するファンドよりも高いリターンが期待できるインデックス投資ですが、具体的にどのような点が優れているのか、そのメリットを考えてみたいと思います。

①少額から分散投資が可能

インデックス投資では、ETFや投資信託を活用することで少額の投資資金でも高度に分散されたポートフォリオを構築することができます。

ざっくりとした言い方をすれば、分散をすればするほど、期待リターンに対するリスク(ブレ幅)が低減されるので、期待リターンに近い結果を得やすくなります。

このことはModern Portfolio Theory(現代ポートフォリオ理論) として、投資の常識となっていますので、特に目新しい内容ではありませんが、「株式や債券という期待リターンがプラスの資産に対し、十分な分散を図った形での投資を少額から実行できる」点は明らかにインデックスの利点のひとつといえるでしょう。

近年の金融市場の発達により、我々個人投資家がこれらのETFや投資信託に容易かつ低コストでアクセスできるようになったことは革命的な出来事です。

我々はこの恵まれた時代に生きている利点を生かさなくてはなりません。

②低コスト

運用期間が長くなればなるほど、運用成績に占めるコスト(信託報酬や売買手数料等)の影響は大きくなります。

したがって、長期投資を行うにあたり、コストは絶対に無視できない重要な要素のひとつです。

この点、一般的にインデックスに連動するパッシブ運用型のETFや投資信託の手数料は、恐ろしいほど安いです。 特に米国ではバンガード(The Vanguard Group)、ブラックロック(BlackRock Inc.)、ステートストリート(State Street Corporation)などの大手運用会社が、年0.07%や年0.03%といった水準で凌ぎを削っています。

正直なところ、メジャーなインデックスに連動するETFでは信託報酬が年0.1%を超えてくると高いと感じるレベルです。

近年、SBI証券や楽天証券などが上述の米国の大手運用会社と組んで、コスト的に同水準の商品を売り出し始めていますが、日本の金融業界全体を見るとまだこのレベルまでは到達していません。

リーマンショックからの約10年ほどの間に、運用会社間の競争により信託手数料が大幅に下がったことに加え、日本においても主にネット証券間の競争により、個人投資家の外国市場への投資が容易になりました。

また、外国株の売買手数料等のコスト面でも、ここにきてSBI証券や楽天証券では、米国株の最低手数料が撤廃されるとともに、一部のETFの売買手数料が無料化されるなど、個人投資家を取り巻く運用環境は劇的に改善してきています。

これらの要因がインデックス投資の魅力を高めてきています。

③専門知識が不要

投資対象とするインデックスを決めてさえしまえば、あとはそれに連動するETFなり投資信託を買い付けるだけで特に投資家の側で必要な作業はありません。

一般的にはインデックス投資に際しては、ドルコスト平均法に代表される長期・積立スタイルを実行していくことが想定されますので、少なくとも短期的には売却方法・戦略を考える必要もありません。

また、インデックスの構成要素(たとえば日経平均に含まれている225銘柄)を個別に分析する必要もありません。

投資対象とするインデックスを選定する際に分析をすることには意味がありますが、いざ長期・積立スタイルの投資を実行し始めてからは、ひたすら積み立てていくだけなので、分析をしたところで投資結果は変わりません。

この点についてネガティブな言い方をすれば、アクティブ運用と違い、投資家側の努力によって結果を好転させることが出来ないともいえる一方、逆に考えると特段の知識・経験のない投資家も市場平均に近似した収益を上げることができ、かつ対象となるインデックスの選択さえ間違えなければ長期的にはほぼ確実にプラスの運用収益をあげることができる、極めて底堅い投資方法と言えます。

④時間を取られない

上述のとおり、いったん投資対象とするインデックスを決めてしまえば、あとは特にやることがないので、ほとんど時間を取られません。

私が利用しているSBI証券を例にとると、定期買付の設定をしてしまえば、あとは口座内の資金がショートしないようにたまに買付余力を確認して、証券口座に入金さえすれば、勝手に指定した日に指定した金額もしくは口数を買い付けてくれるので、こちらでやる作業はほぼゼロです。

この点は別に本業を持ち、なかなか投資に時間を割くことができない人にとっては大きなメリットと言えます。

しかも投資期間を長くとればとるほど、プラスの結果を得られる可能性が高まりますので、目先の利益を求めずに長期的にどっしりと腰を据えて投資を行うことができる人には極めてメリットの多い投資法ということができます。

インデックス投資の欠点

上述のとおり、インデックス投資は非常に魅力的な投資方法ですが、よい点ばかりではなく、欠点や注意点もあります。

これらについては、下記記事にて解説していますので、興味がある方はこちらの記事も見てみてください。

以上、インデックス投資のメリットについてでした。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました