今日は当ブログを通じて、私が実行していく投資戦略とその先の目標について記したいと思います。
目標:2025年までに金融資産からの年間CF250万円
当ブログでは、2025年までに金融資産からの年間キャッシュフロー250万円(にこまる)を達成することを目指しています。
不動産投資などと違い、金融資産から得られる収入は完全な不労所得ですし、一般にお金と時間はトレードオフの関係にありますので、金融資産からの収入を積み上げていくことで、自分の人生を自分でコントロールできるようになりたいと考えています。
また、そこに至るまでの過程や実際の投資手法・保有銘柄などを当ブログを通じて発信していくことで、少しでも世の中の投資家のみなさんの参考になれば、と思っています。
特定の投資手法に依存せず、複数の有力な投資戦略を同時に実行
世の中には先人たちが築き上げた投資や運用に関する知恵があふれていますが、このなかでも当ブログでは特に世界最大のヘッジファンド・ブリッジウォーター(Bridgewater Associates, LP)の創業者であるレイ・ダリオ氏の投資理論や投資思想を参考にしています。
具体的には、特定の投資戦略や投資手法(例えば、インデックス投資、デイトレードなど)に依存せず、後述する4つの有力な投資戦略を同時に実行していくことで中長期的に安定したパフォーマンスを出すことを目指します。
リーマンショックが発生した2008年には多くの運用会社が莫大な損失を計上するなか、レイダリオ氏率いるBridgewaterの運用するファンドは、年間10%を上回るリターンを記録しました。2019年時点での同社の運用資産残高(AUM)は約1,600億ドル(約17兆円)と言われており、レイダリオ氏が世界で最も洗練された投資家の一人であることは疑う余地もありません。
私自身が外資系の資産運用会社で働いていることから、実感を持って言えることは、この規模の資金を彼に預けることのできる機関投資家たちは、彼ら自身が非常に洗練された投資マインドや経験をもっている猛者たちだということです。
そういった経験豊かで世界中の情報にアクセスできるスーパーな機関投資家たちから資金の預かり手として選ばれている、ということ自体がBridgewaterがいかに高度で洗練された投資手法を駆使する優秀な運用者であるかを証明しています。
そのレイダリオ氏が事あるごとに強調していることがDiversification(分散投資)の重要性です。各年ごとにパフォーマンスのよかったアセットクラスを並べたスパゲッティチャートは皆さんもご覧になったことがあるかと思いますが、短期的に見てどのアセットクラスがベストパフォーマンスを出すかを予測することはほぼ不可能です。
これはどの国・地域に投資することが最もよいパフォーマンスを出すか、という観点でも同じことが言え、どの投資戦略がベストパフォーマーになるか、ということでも同様だとレイダリオ氏は述べています。
したがって、レイダリオ氏の言うようになるべく多くのアセット・マーケット・ストラテジー(投資戦略)に幅広く分散投資することが長期的に安定的なパフォーマンスをあげるうえで重要になってくると私は考えています。
主な投資戦略はオール・シーズンズ、インデックス、高配当株、成長株の4つ
当ブログにおいては、①どんな市況でも安定したリターンが期待できるオール・シーズンズ戦略 、②長期投資では無敵のインデックス積立投資、③最近人気でインデックス投資を超えるリターンも期待できる高配当株投資、④短期間で大幅な資産増を目指すことができる成長株投資、の4つの戦略をベースに長期投資を実行していきます。
①オール・シーズンズ戦略…尊敬するレイダリオ氏が個人投資家向けに紹介した投資戦略です。下落局面に著しく強いことから、非常に安定したパフォーマンスが期待できます。このオール・シーズンズ戦略をすべてのベースとして、投資戦略を組み立てていきます。
②インデックス投資…長期投資の観点からほぼ完全無欠の投資戦略のため、インデックス投資も迷わず実行します。ドルコスト平均法の恩恵を受けるため、全体のバランスを見ながら毎月一定額を積み立てていきます。
③高配当株投資…ジェレミー・シーゲル(Jeremy Siegel)教授の著書でも紹介されているとおり、長期的に見てもインデックス投資をアウトパフォームし得る有力な投資戦略、かつKPIであるキャッシュフローにも貢献してくれるため、こちらも迷わず実行します。
④成長株投資…インデックス投資や高配当株投資は長期投資においては有力な投資手法ですが、如何せん資産規模を拡大するのに時間がかかりすぎます。オール・シーズンズ戦略を中心とする長期の投資戦略に軸足を置きつつも、キャピタルゲイン狙いの成長株投資も実行し、可及的速やかに資産規模を拡大することを目指します。
これらの投資手法については、それぞれ解説する記事を別途アップしていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
ETFをベースに個別株もトレード
具体的な投資方法としては、主に米国市場に上場しているETFを活用し、グローバルに広くエクスポージャーを取ることでポートフォリオのベースを構築したうえで、高配当株や成長株として有望と思われる銘柄を上乗せしていくスタイルをとります。
また、オール・シーズンズ戦略の思想に則り、次の暴落局面が訪れるまでは債券のアロケーションも大きく取っていきます。
過去数百年の歴史を見ても株式は他のアセットクラスのパフォーマンスを凌駕しており、今後もその傾向が続くことを多くの投資家が想定しているなか、債券をポートフォリオに組み入れることについては、賛否両論あるかと思います。
ただ、短中期的には株式が債券をアンダーパフォームする期間もあり、また2000年代の米国株のように暴落前の高値を回復するのに長期間を要することは避けたいと考えています。
さらに言えば、暴落局面に際しては、下落率が株式よりも低くなることが期待される債券を保有していることで、クラッシュ時に債券を売却し、その資金を株式に振り向けることで、その後大きく資産を増やすことも意図しています。
リーマンショックからすでに10年以上が経過しており、いつ下落相場が始まってもおかしくありません。
巷では米国の2020年のリセッション入りが囁かれてもいますし、現状を踏まえて敢えて債券を保有する、という投資戦略はそう遠くない将来に報われると信じています。
どこまでいけるかはわかりませんが、チャレンジしない限り、望むような成功が手に入ることはありません。
投資は趣味でもありますので、にこまるを実現する日まで楽しみながら進んでいきたいと思います。
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