2022年12月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
純資産:NAVは微増ながら過去最高を更新
今月末時点の運用純資産額(NAV)は347,974ドル (前月比:+372ドル/+0.1%) でした。
チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。
レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。
今月末時点では累計入金額315,563ドルに対して、累計利益が+32,410ドル (入金額に対して+10.3%)となっています。
新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は▲8,770ドルでした。
引き続きレバレッジはゼロになっていますので、GAVとNAVは同額です。
気持ちとしては年内に35万ドルを突破してほしかったですが、こればかりはどうしようもありません。
今後も春先くらいまでは定期的にドル転しながら追加資金を投下していきたいと思っております。
現在のような株価低迷期にどれだけ株数を積み増しておけるかが、中長期的な資産規模に大きく影響を与えるはずですので、規律を保ち、確実にやり切りたいと思っています。
今月も若干ですがNAVは過去最高を更新しました。
今後も入金を継続し、時間を味方につけることで、着実に資産規模を拡大していきたいと思います。
資産配分:中国株の比率が若干上昇
今月は株式 64.7%、債券 19.6%、 商品 8.3%、金 7.4%となりました。
月中の買い増しで多少リバランスしたものの、先月から大きな変動はありませんでした。
資産配分については、大きく変更する必要はないと思っていますが、2023年以降に向けてマイナーチェンジも検討しています。
これまで同様、今後の市況を予測することはなるべく避けながら、長期的にホールドしていける資産配分・銘柄構成を今一度考えたいと思います。
具体的には個別銘柄の保有はなるべく減らし、より一層ETFを活用することで資産クラスごとのリターンをしっかりと確保していく方向(=より純粋なパッシブ運用に近い形)を模索していきたいと思っています。
ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。
- 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
- 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
- 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
- 中国株:FLCH (中国大型・中型株)
- 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株) & VNQI (米国外REIT・不動産株)
- たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
- 製薬:大手6社 (ROG, NVS, PFE, MRK, JNJ, ABBV)
- 米国物価連動債:SCHP
- 米国短期国債:VGSH
- 石油:米欧中の大手 (XOM, SHEL, SNPTY)
- 鉱物:業界No.1 & No.2 (BHP, RIO)
- 穀物:穀物メジャー (ADM)
- ゴールド:低コストETF (GLDM)
- 金鉱:産金量No.1 (NEM)
- 暗号資産:ビットコインETF (BTCC.U)
地域別の内訳は、米国49.0%・先進国32.7%・新興国18.3%、48ヶ国に分散投資されています。
※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄と金鉱株を含む。
地域別内訳は前月比で米国が▲0.7%、先進国が▲0.1%、新興国が+0.9%となりました。
国別比率では、中国が前月比+1.1%でした。
今月は配当再投資含め、中国株ETFを2,000ドル弱買い増しましたので、そのあたりも寄与しています。
各地域の目標配分については、米国50%、先進国30%、新興国20%くらいのイメージを持っておりますので、だいたい目標比率に一致しています。
今後も微調整を繰り返しながら、このくらいの地域配分を維持していきたいと思います。
投資活動:コモディティ以外を全体的に買い増し
今月はVEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資に加え、追加入金を原資に株式・債券・ゴールドの各資産クラスのETFを購入しました。
目標資産配分を上回っているコモディティについては今月は買い増しはしておりません。
今月は四半期末で配当が結構出たので、配当再投資による買い増しもそれなりにできました。
今後も入金時に比率が落ちているポジションを補充する感じで、じわじわ資産を積み上げていきたいと思います。
次のサイクルが始まるまでにどれだけ買い増せるか
年初にはある程度キャピタルリターンが出る想定のもと、年内40万ドルを目標にしておりましたが、結果的には全く及びませんでした。
短期的には結果は出ていませんが、中長期的に見れば、安く買い増しができる機会・時間がしっかり提供されている有難い局面だと思っています。
ですので、目先ではあまり資産額は伸びない、もしくは減少するかもしれませんが、相場の次の上昇局面で資産を大きく伸ばせるよう、コツコツと入金を継続して頑張っていきたいと思います。
一方、資産額が徐々に増加してきた結果、損失が出た時に給与収入から補填することが少しずつ難しくなってきております。
したがって、ここからの回り道はできるだけ避けたい、という観点から、今後もポートフォリオの構成を徐々に洗練させていきたいと思っております。
具体的には個別株への依存を減らし、よりETFを活用する形に変えていきたいと思っていますが、このあたりは本ブログの目標である年間CF250万円との兼ね合いを見ながらやっていこうと思います。
配当金額を意識すると最適な投資行動からは離れてしまいますが、配当金の記録をつけるのも楽しいですし、配当金額が目標額に到達するまでは、投資効率は若干落ちるものの、ある程度配当を伸ばせるように取り組みたいと思います。
年間CF250万円まではまだまだ長い道のりですが、このまま継続していけば、いずれ達成できるはずですので、これからも地道頑張っていきたいと思います。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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