【資産状況】2022年6月末時点のポートフォリオ

資産状況・分配金

2022年6月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。

なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

純資産:NAVは30.8万ドルに大幅減少

今月末時点の運用純資産額(NAV)は308,373ドル (前月比:▲21,636ドル/▲6.6%) でした。

チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。

レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。

今月末時点では累計入金額284,507ドルに対して、累計利益が23,865ドル (入金額に対して+8.4%)となっています。

レバレッジを加味したGAVは351,624ドル、レバレッジは1.14倍となりました。

新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は▲26,124ドルでした。

今月は3,700ドル(50万円)ほどの入金を致しましたが、価格変動ですべてが一瞬で吹き飛びました

また、円安が止まらないので、なけなしの50万円が3,700ドルほどにしかならず、入金力が非常に弱体化しております。

しかしながら、規律を保ち、なるべくタイミングを計らない投資行動を継続していった方が、長期的には良い結果につながるのかなと思っております。

あとは、IB証券の借入金利も年初からだいぶ上がってきているので、今後もポートフォリオ内のバランスを見ながらレバレッジは徐々に下げていこうかなと思っています。

年初に立てた目標である今年中のNAV40万ドルは遠のいてしまっていますが、今後も入金を継続することで少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

資産配分:コモディティの進撃が停止

年初来から一人で頑張ってくれていたコモディティ銘柄群ですが、今月は下がりました。

とはいえ、コモディティ比率は目標資産配分(7.5%)を上回る8.9%となっています。

最近は入金してもその分で何かを買うというよりはただレバを下げておりまして、追加購入は配当再投資に頼る感じになっております。

したがって、価格変動以外では現状の資産配分が大きく動く要素はあまりないので、年末まではこんな感じでいって、最後にリバランスするのでもいいかなと思いはじめました。

ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。

  • 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
  • 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
  • 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
  • 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株) & VNQI (米国外REIT・不動産株)
  • 中国株:FLCH (中国大型・中型株)
  • たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
  • 金融:IXG (全世界金融セクターETF)
  • モメンタム:MTUM (米国モメンタム株)
  • 製薬:大手6社 (ROG, NVS, PFE, MRK, JNJ, ABBV)
  • 米国物価連動債:SCHP
  • 米国高利回り債:USHY
  • 石油:米欧中の大手 (XOM, SHEL, SNP)+WDS (BHPからのスピンオフ)
  • 鉱物:業界No.1 & No.2 (BHP, RIO)
  • 穀物:穀物メジャー (ADM)
  • ゴールド:低コストETF (GLDM)
  • 金鉱:産金量No.1 (NEM)
  • 暗号資産:ビットコインETF (BTCC.U)

地域別の内訳は、米国53.2%・先進国30.8%・新興国15.9%48ヶ国に分散投資されています。

※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄と金鉱株を含む。

地域別内訳は前月比で米国が▲0.7%、先進国が▲0.5%、新興国が+1.2%となりました。

各地域の目標配分については、米国50%、先進国30%、新興国20%くらいのイメージを持っておりますが、今月は長期低迷中の中国株が若干値を戻したことで、望ましい方向に地域別比率が調整されています。

ロシアの一件以降、中国は機関投資家にも敬遠されがちな投資対象になっておりますが、私はレイダリオ氏同様、中国株の将来を信じておりますので、今後どこかで爆発的なパフォーマンスを見せてくれることを期待してホールドしていきたいと思います。

投資活動:今月は定期積立と配当再投資のみ

今月はVEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資のみでした。

前述のとおり、今月は3,700ドルほどを入金しましたが、直近でIB証券の借入金利が3%超まで上昇していることもあり、追加資金はレバレッジの引き下げに充てました。

なお、今月は配当再投資だけで1,400ドル以上を買い増せており、徐々に複利効果が出始めている感じが致します。

株価低迷によって、資産額は大きく目減りしておりますが、その分、同じ配当金額で沢山買い増しができるわけですから、これからも粘り強くスノーボールを転がしていきたいと思います。

自分がコントロールできることに集中して取り組んでいきたい

今月のリターンは▲7%ほどで、年初来のキャピタルロスも▲45,000ドルを超えております。

現状の為替レートでこの金額を円換算すると、今年に入ってから600万円以上の損失を価格変動によって被っていることになります。

とはいうものの、私のポートフォリオはほぼETFで構成されており、多少保有している個別銘柄たちも長期的に保有し続けることに何ら疑問を抱いておりません。

したがって、何も売却する必要はないと思っていますし、まだ入金フェーズである現状を考えると、株価は低迷してもらった方が安く買い集めることができるので望ましいと考えています。

今年はキャピタルゲインは得られていませんが、インカムゲインの方は非常に好調で、このままいけば昨年を間違いなく上回り、円換算でも(円安のおかげですが)かなりいい感じの伸びを記録できるのではないかと思っております。

いずれにせよ、株価(=資産額の変動)は自分がコントロールできないことなので注意を向けても仕方がありませんし、今後も自分がコントロールできること(=入金と規律を保った運用)に集中して取り組んでいきたいと思います。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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