【初心者向け】本当にお願いします。証券口座はネット証券で開設してください。

初心者向け

今回はこれから投資をしていこうと思っている方向けに、まず最初のステップとなる証券口座の開設について語ってみたいと思います。

この記事で伝えたいことはひとつです。

もしあなたが野村証券などの店舗型総合証券会社や、メガバンクなどの銀行窓口で金融商品を購入しているなら、もうそれは止めてください。本当にお願いします。

一般の個人投資家がネット証券以外で口座開設するメリットはIPO投資以外ない

相当規模の資産家でもない限り、ネット証券以外の総合証券会社で証券口座を開設するメリットはIPO投資以外ないと私は思っています。

国内最大手の野村證券などでは、ネット証券に比べ、IPO銘柄の取り扱いが明らかに多いので、IPO投資にしっかり取り組みたい方はこういった大手の証券会社で口座を開設する意味もあるかもしれません。

しかしながら、私が当ブログで推奨しているような、バランスの取れたポートフォリオを国際分散投資を通じて構築し、長期投資をしていきたい人には、総合証券会社を活用するメリットはゼロです。

例えば私も口座を持っている野村證券では、オンラインでの外国株式の取り扱いはなく、取引店舗に電話で注文する必要がありますが、手数料がべらぼうに高いです。

出典: https://www.nomura.co.jp/service/commission/honshiten/

はっきりと申し上げますと、これは顧客の利益など考えていない、情弱をターゲットにした、ぼったくりプライスです。

取扱銘柄数の差を持ち出すまでもなく、こんな手数料ではネット証券とは勝負になりません。

ネット証券最大手のSBI証券の手数料を見てみましょう。

出典: https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&burl=search_home&cat1=home&cat2=price&dir=price%2F&file=home_price.html&getFlg=on#ANC002

SBI証券などのネット証券を活用すれば、買いと売りの一往復だけで野村証券を活用するよりも1万円以上手数料が抑えられることが分かります。

おすすめのネット証券はSBI証券と楽天証券

基本的にどのネット証券も実店舗型よりはいいと私は思っていますが、基本的に最大手のSBI証券を選んでおけば間違いないと思います。

基本はSBI証券でOKですが、人によっては楽天証券も選択肢に上がってくるかと思います。

まず、SBI証券ですが、こちらはネット証券の最大手で、海外株式の取り扱いも非常に充実していますし、海外ETFの自動買付設定ができるので、積立投資に最適です。

手数料も常に最安水準で維持してくれていますので、ユーザーフレンドリーです。

一方、楽天証券に関しては、私自身は口座を持っていませんので、あくまでネットなどからの情報による感想ですが、本質的な金融サービスの点でもSBI証券と遜色ない水準だと思います。

また、楽天のサービスを多く活用している人には、楽天ポイント関連などで、SBI証券では得られないメリットが多々あるみたいですので、個々のライフスタイルによっては、楽天証券の方がメリットが大きい人もいるかと思います。

詳しくはZaiのウェブサイトなどで比較記事が出ていますので、こういった記事を参考に個々のニーズにあった会社を選べばよいと思います。

【証券会社おすすめ比較】外国株(米国株、中国株、韓国株、アセアン株)の売買手数料と取扱銘柄数で選ぶ!おすすめ証券会社
[2024年3月3日更新]米国株や中国株といった外国株が売買できるネット証券の売買手数料や取扱銘柄数を比較! 外国株や日本株に比べると売買手数料が割高なので、少しでも割安な証券会社を選びたいところ。また、日本株と違って証券会社によって売買の...

こちらの記事を見ていただければ、SBI証券が手数料が最安水準かつ、他のネット証券で取り扱いのない国の株式の取り扱いもあることが分かります。

ですので、繰り返しになりますが、とりあえずSBI証券を選んでおけば間違いないでしょう。

SBI証券の国際分散投資に便利な機能(定期買付・逆指値・外貨出入金)

ここからは私がメインで使っているSBI証券の便利な機能をいくつか紹介したいと思います。

まずは、インデックス積立投資の最強の友と言える定期買付機能です。

好きな銘柄を好きな頻度で、指定した口数・金額で買い付けてくれますし、円決済かドル決済も選べます。

NISA枠を活用すれば、買付手数料はゼロですので、極端な話、資金さえあれば特定銘柄を毎日買い付けることもOKです。

この機能があることで、自分で注文を出すことなく、規則的に積立投資をしていくことができますので、長期間継続する必要のある積立投資をめんどくささや、うっかり忘れてたなんてことで失敗してしまう可能性を排除できます。

なお、私自身も現在、VTI/VEA/VWOの3銘柄をNISA枠を活用して月に3回買い付けています。

次は最近導入された逆指値注文です。

こちらは主にロスカットで活用することが多いと思います。

この機能を使えば、現在保有している銘柄が一定の価格まで下がった場合、その場で損切りをしてくれます。

つまり、逆指値注文で損切りラインを設定しておけば、自分の想定以上の損失を抱える可能性を排除でき、相場に張り付く必要も一切なくなるということです。

米国市場は日本の夜中に開いていますので、こういった機能がないと安心して眠りにつくことができません。

最後は住信SBIネット銀行と連携した外貨出入金サービスです。

詳しい操作方法等はここでは割愛しますが、SBI証券の口座を開設する際、ぜひ住信SBIネット銀行の口座も合わせて開設してください

これをやっておくと、円⇔ドルの為替コストが格段に抑えられ、かつ証券口座と銀行口座間の資金移動もコストゼロで行うことができます

結論:ネット証券を大いに活用してみんなで資産形成していきましょう

ここまで紹介した内容を含め、ここ数年でのネット証券のサービス内容の充実っぷりは素晴らしいものがあります。

少なくとも私の親世代は資産形成の観点ではこのような環境にはありませんでしたし、だからこそ新卒就職・定年退職という労働収入に依存した生き方をほとんどの人がとらざるを得ませんでした。

しかしながら、FIREムーブメントに代表されるように、この時代を生きている私たちはこの恵まれた環境を最大限活用することで、別の生き方を選んでいくこともできます。

店舗型の総合証券会社はあなたの資産を増やしてくれません。

これはメガバンクなどの銀行も同じです。

彼らが増やしたいのは私たちの資産ではなく、自分たちの資産です。

なるべく多く顧客にトレードしてもらい、買付手数料や売買手数料、信託報酬といったもので自分たちが儲けたいだけなのです。

私自身も野村証券の口座を保有しているのは、新卒で入社した会社の自社株を売却するには野村証券の口座を開設する必要があったから、というだけで、自身のトレードなどには一度も利用していません。

余計なセールストークなどに惑わさることもなく、コストも最安で、アクセスできる金融商品・サービスも充実しているネット証券を活用して、みんなで資産形成していきましょう。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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