2022年11月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
純資産:NAVは34.7万ドルに大幅増
今月末時点の運用純資産額(NAV)は347,601ドル (前月比:+33,804ドル/+10.8%) でした。
チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。
レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。
今月末時点では累計入金額308,625ドルに対して、累計利益が+38,976ドル (入金額に対して+12.6%)となっています。
新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は+26,628ドルでした。
先月からレバレッジはゼロになっていますので、GAVとNAVは同額となっています。
累計利益がマイナスになった9月から2か月連続の大幅続伸で、累計利益がだいぶプラス圏に戻りました。
株価と為替のバランスを考えて入金のタイミングを最適化することは出来ないと思っていますので、半年くらいかけて手元資金をドル転しながら入金する計画を実行しているところです。
心理的には非常に難しいことですが、目先の株価や為替に惑わされず、信念と規律を持って来年2~3月くらいまでかけて着実にやっていこうと思います。
今月は運よくNAVが過去最高を更新しましたが、これからも入金を継続することで徐々に資産規模を拡大していければと思っています。
資産配分:前月からほぼ変動なし
今月は株式 65.1%、債券 19.5%、 商品 8.4%、金 7.0%となりました。
今月は株価がだいぶ上がったので、月中に債券の比率がかなり下がりました。
債券については、以前より米国債(物価連動債ではなく通常の名目債券)の購入を検討していました。
金利はもう少し上がるだろうという想定のもと、長期債は避けつつ、短期債と中期債のどちらを購入するべきかをずっと迷っていましたが、結局、月末に短期債ETFを購入しました。
直近の金利動向を見ると、利回りは完全に短期債>中期債となっているので、価格変動を抑えつつ、4%+αのリターンが期待できるなら、一旦は短期債を握っておいて、状況が変わったら、期間が長めの債券に乗り換えていけばいいかなと考えました。
コモディティ銘柄は相変わらず順調なパフォーマンスを見せてくれているので、今月も少し売却してリバランスしております。
ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。
- 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
- 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
- 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
- 中国株:FLCH (中国大型・中型株)
- 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株) & VNQI (米国外REIT・不動産株)
- たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
- 製薬:大手6社 (ROG, NVS, PFE, MRK, JNJ, ABBV)
- 米国物価連動債:SCHP
- 米国短期国債:VGSH
- 石油:米欧中の大手 (XOM, SHEL, SNPTY)
- 鉱物:業界No.1 & No.2 (BHP, RIO)
- 穀物:穀物メジャー (ADM)
- ゴールド:低コストETF (GLDM)
- 金鉱:産金量No.1 (NEM)
- 暗号資産:ビットコインETF (BTCC.U)
地域別の内訳は、米国49.7%・先進国32.8%・新興国17.4%、48ヶ国に分散投資されています。
※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄と金鉱株を含む。
地域別内訳は前月比で米国が▲2.3%、先進国が+0.6%、新興国が+1.6%となりました。
先進国株と中国株が値を戻してきた影響から、米国株以外の比率が上がりました。
なお、中国株は月中に1,000ドルだけ買い増しております。
国別比率では、中国が前月比+1.4%ですので、いつもどおりですが、新興国比率の増加はほぼ中国の影響です。
各地域の目標配分については、米国50%、先進国30%、新興国20%くらいのイメージを持っておりますので、もう少し新興国の比率は上げたいですが、ほぼ目標比率に一致していると言えると思います。
いつか訪れるであろう中国株の本格復活の日まで、辛抱強く中国株をオーバーウェイトして頑張っていきたいと思います。
投資活動:短期債と中国株を買い増し
今月はVEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資に加え、追加入金を原資に中国株ETFと短期米国債ETFを購入しました。
一方、比率が上がっていたコモディティ銘柄(XOM・SEHL)を一部売却しております。
BTI・SCHPの2銘柄配当再投資による買い増しです。
これからも入金時の資産比率を見ながら、比率が落ちているポジションを積み増す感じでやっていければと思っています。
今月も前月同様に追加入金を行い、地道にポジションを積み上げて参ります。
規律を保った計画的な行動で着実に資産を増やしたい
前月に1ドル150円を突破した円安も、月末にかけて130円台まで戻ってきました。
一方、その間に株価はだいぶ上がったわけで、能動的に入金・ドル転のタイミングを計って、よい結果を得ることは、やはり私にはできないと思っています。
ですので、これからも将来の予測に基づいたギャンブル的な行動は避け、規律を保った計画的な入金とドル転を継続して参ります。
もしかすると多少効率は落ちるかもしれませんが、少なくとも入金すればドル建ての資産額は増加していくわけですし、今後の長い人生を考えれば完全に誤差の範囲ですから、心を惑わされずに頑張っていきます。
2020年のコロナショックからの回復局面では心が完全に惑わされてしまい、当初決めたとおりに入金できなかったので、今回は計画通りに行動することで、投資家としてもう一段階成長したいと思います。
これからも入金と増配の相乗効果を享受しながら、本ブログの目標である年間CF250万円を達成する日まで頑張っていきたいと思います。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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