【資産状況】2022年8月末時点のポートフォリオ

資産状況・分配金

2022年8月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。

なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

純資産:NAVは30.9万ドルに減少

今月末時点の運用純資産額(NAV)は309,386ドル (前月比:▲9,876ドル/▲3.1%) でした。

チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。

レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。

今月末時点では累計入金額285,631ドルに対して、累計利益が23,756ドル (入金額に対して+8.3%)となっています。

レバレッジを加味したGAVは321,722ドル、レバレッジは1.04倍となりました。

新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は▲10,631ドルでした。

今月は追加入金はしませんでしたので、ほぼキャピタルリターンの分だけNAVが減少しました。

また、IB証券の借入金利がだいぶ上がってきたこともあり、今月はレバレッジを大幅に下げました

ここから相場が上がっていくようだとついていくのは厳しくなりそうですが、金利でじわじわリターンが削られるのも嫌ですし、少なくともダウンサイドリスクは軽減されるのでそうした次第です。

今年の目標だった年内のNAV40万ドル達成はほぼ不可能な状況ですが、今後も入金を継続し、なるべく早く次のステージに進めるように頑張りたいと思います。

資産配分:ポジション調整で目標比率に近づく

今月はレバを下げるためにポジションを一部売却しましたが、その際に目標配分に近づくよう調整しました。

先月まで低かった債券とゴールドの比率が高まり、逆に商品の比率が下がることで、全体的に目標比率に近づく形となっております。

コモディティは相変わらず調子がよいので、ポジションを落とした後にも比率が上がってきていますが、今後はなるべく売却はせず、ほかの資産を買い増すことでリバランスしたいと思っております。

強烈な円安によってドル転する意欲を失ってしまい、今月も追加入金は行いませんでしたが、NISA枠を活用したVTI/VEA/VWOの定期購入と配当再投資だけでも、それなりの金額を投資できているので、しばらくは無理せずこんな感じにゆるゆるやっていくのでもいいかなと思ったりもしております。

ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。

  • 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
  • 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
  • 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
  • 中国株:FLCH (中国大型・中型株)
  • 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株) & VNQI (米国外REIT・不動産株)
  • たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
  • 製薬:大手6社 (ROG, NVS, PFE, MRK, JNJ, ABBV)
  • 米国物価連動債:SCHP
  • 石油:米欧中の大手 (XOM, SHEL, SNP)
  • 鉱物:業界No.1 & No.2 (BHP, RIO)
  • 穀物:穀物メジャー (ADM)
  • ゴールド:低コストETF (GLDM)
  • 金鉱:産金量No.1 (NEM)
  • 暗号資産:ビットコインETF (BTCC.U)

地域別の内訳は、米国54.2%・先進国30.5%・新興国15.2%48ヶ国に分散投資されています。

※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄と金鉱株を含む。

地域別内訳は前月比で米国が▲3.8%、先進国が+1.4%、新興国が+2.5%となりました。

各地域の目標配分については、米国50%、先進国30%、新興国20%くらいのイメージを持っております。

地域別配分もディレバレッジに伴い、目標配分に近づく形で調整しました。

中国以外の新興国の比率をもう少し上げたいので、新興国ETFを活用した追加のポジション調整を検討中でございます。

ポートフォリオとしては、相変わらず中国株のパフォーマンスが好転するまで辛抱強く頑張るという形でやっていきたいと思います。

投資活動:ディレバレッジに伴うポジション調整を実行

今月はVEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資に加え、ディレバレッジのために複数銘柄の売却を行いしました。

全売却した銘柄は、米国モメンタム株ETFのMTUM、全世界金融株ETFのIXG、米国ジャンク債ETFのUSHY、BHPからスピンオフした石油企業のWDS、の4銘柄です。

MTUMは、もともと長期保有というよりは実験的に組み入れていたことと、米国の比率が目標配分を上回っていたことから売却しました。

IXGは、金利上昇局面で力を発揮してくれることを期待して組み入れており、一時はかなりいい感じでしたが、最近は逆イールド発生と景気後退懸念から伸び悩んでおり、経費率も高めなことから売却しました。

USHYは、今後の更なる金利上昇と景気後退のリスクと、直近で物価連動債の方が利回りが高くなったことから、全売却してほぼ同額を物価連動債に振り向けることにしました。

WDSは、そもそも自発的に保有した銘柄ではなく(BHPを持ってたら勝手に割り当てられた)、コモディティの比率が高まっていたことから売却しました。

そのほかでは、コモディティ銘柄のXOM/SHEL/ADMも資産配分を調整するため、一部売却しました。

VEA/VTI/VWOとBTI(配当再投資)以外の購入は、上記の銘柄の売却資金を元手に資産・地域配分を整えるべく、実行しております。

今後はなるべく売却はせずにポジションを積み上げるなかで、うまくバランスを取っていきたいと思います。

レバを下げたら貸株収入も増えた

昨今の金利上昇によって、先月の金利支払いが110ドルを超えたことをきっかけに、今月のディレバレッジを決断しました。

また、レバを大きく下げた結果、これまでほとんど機能していなかった貸株による副収入(IB証券ではStock Yield Enhancement Programと呼ばれています)が入ってくるようになりました。

これは嬉しい誤算でして、金利支払減少に貸株収入が加わることで実質の金利負担が来月からだいぶ軽減されそうです。

レバレッジ自体も1.2万ドル程度まで下がりましたので、その気になればすぐゼロレバレッジまで持っていくことができる水準になりました。

借入コストが今後さらに上昇もしくは高止まりするであろうことを考えると、レバレッジを使った運用はしばらくはお預けかなと考えております。

先月記したとおり、現在の運用額と年齢を考慮すると、仮に今後1円も入金しなかったとしても、45歳頃には60~70万ドル程度まで、60歳頃には150~200万ドル程度まで、今の資産が増加する可能性は十分あるわけで、ゆっくりとでも確実に進んでいけば十分だと思っています。

ただ、実際は今後もできるだけ入金して、本ブログの目標である2025年までに年間CF250万円を目指して頑張り、それまでの過程も記して参りますので、皆様にもお付き合いいただけますと幸いです。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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