SBI証券で取り扱いのあるADR銘柄のうち、メキシコ・欧州各国・イスラエルなどの全銘柄について、配当利回り・配当性向等を一覧にまとめました(2022年1月21日時点)。
いずれも日本の証券会社だと直接アクセスすることが難しい市場ですし、これぞという銘柄があれば、ADR銘柄を活用した投資を検討する価値はあるかと思います。
ADRって何?という方は以下の記事にて解説していますので、興味があれば是非こちらもご覧ください。
SBI証券ウェブサイトの情報をまとめました
SBI証券のADR銘柄一覧に記載されている銘柄について、2022年1月21日時点の情報をまとめております。
各銘柄の銘柄情報としてSBI証券ウェブサイトで表示される上記の黄色部分の情報をまとめたものです。
なお、配当性向については、単純に上記の一株利益と一株配当(年間)を基に計算しています。
アルゼンチンADR銘柄
いつもデフォルトしている印象のあるアルゼンチンですが、SBI証券では2銘柄の取り扱いがあります。
銀行と石油会社ですが、正直なところ、不勉強で両社ともよく存じ上げておりません…
なお、アルゼンチンの7年国債利回りは約48.8%(2022年1月21日時点)となっており、アルゼンチンは2021年末時点で主要国のなかで国債利回りが最も高い国の座を確かなものにしております。
イスラエルADR銘柄
国土と人口は小さいながらも、世界(というかアメリカ?)に対する確かな影響力を持つ国イスラエルの銘柄もSBI証券では2銘柄ほど取り扱いがございます。
イスラエルの10年債利回りは約1.3%(2022年1月21日時点)と先進国らしい落ち着いた水準となっております。
スイスADR銘柄
きらりと光るグローバルリーダー企業をいくつも抱える永世中立国スイスの銘柄も、SBI証券では2銘柄取り扱いがあります。
スイスの10年債利回りは約▲0.04%(2022年1月21日時点)と欧州の先進国らしいマイナス金利となっております。
メキシコADR銘柄
テキーラとサボテンの国、メキシコの銘柄もSBI証券ではそれなりに取り扱いがあります。
通信、銀行、セメント、飲料、といったラインナップになっております。
メキシコの10年債利回りは約8.0%(2022年1月21日時点)とかなり高い水準です。
ルクセンブルクADR銘柄
欧州大陸のタックスヘイブンといったイメージがあるルクセンブルクの銘柄もSBI証券では取り扱いがあります。
鉄鋼メーカー2社ですね。
その他ADR銘柄
SBI証券でその他ADR銘柄としてまとめられているのが、上記の銘柄たちです。
国別でまとめられているルクセンブルクの企業(アルセロールミタルのことです)もなぜかここに含まれており、どういう基準で国別のリストと分けて作成しているのかは不明ですが、世界を代表する優良企業が多い印象です。
オランダ・ドイツあたりの優良企業はポートフォリオのコアメンバーとしても活躍してくれるんじゃないかなという印象がございます。
各銘柄の購入に際しては必ず最新の決算及び配当状況をご確認ください
これまで掲載した他の国々と同様にSBI証券の情報をそのまま記載しています。
したがって、一部銘柄については、配当の停止を発表した情報が反映されていなかったり、最新の決算・適時開示に基づいた利益予想になっていない可能性があります。
上記の表は参考程度にざくっとスクリーニングするには使えると思いますが、実際の購入に際しては必ず個別銘柄の最新情報をご確認ください。
今回まとめた国々は比較的マイナーな存在ですが、このなかでもきらりと光る銘柄もいますので、興味がある方はリサーチしてポートフォリオに加えてみても面白いかもしれません。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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