【BHP/RIO】コモディティ銘柄から衝撃の高配当

オール・シーズンズ戦略

しばらく見ていなかったうちに保有するコモディティ銘柄が凄いことになっていましたので、簡単に近況をまとめたいと思います。

今回取り上げるのは、鉱物資源を主に取り扱う資源メジャー、BHPとRIOの2銘柄です。

今年に入ってからの資源価格の高騰によって、両銘柄とも上半期は好決算を記録するとともに、衝撃の高配当を発表しました。

コモディティ銘柄はボラが高いですが、たまたま良い時期に保有しているとこういうボーナスもあるんだなあという程度で見ていただけますと幸いです。

直近の配当はそれぞれ年率9.3%と11.3%

結論から申し上げますと、各銘柄の直近1年間の配当を直近の配当権利落前日の株価で除した配当利回りは、BHPが9.3%、RIOが11.3%となりました。

それぞれの内訳は以下のとおりです。


両銘柄とも年に2回配当を出しますが、ともに上半期の好決算を反映して、今回の配当額が大きく増額されたことから、非常に高い配当利回りを記録しました。

今年はもちろん異常値なのですが、この2銘柄は以前から平均以上の配当を出しております。

2019年12月末に両銘柄を購入し、今日まで保有し続けたと仮定した場合、2020~2021年の2年間(計4回)の配当でRIOは22.9%、BHPは15.5%の投下資本を回収できたことになります。

※2019年末の株価が今よりも低かったことから高めの数字が出ていますが、計算の分母(株価)を上記の基準株価に置き換えても、それぞれ13-16%程度の数字になります。

資源価格次第なので先行きを見通すことは難しいですが、よい時期にはこれくらいの配当を出してくれるというのは頭に入れておいても損はないかなと思います。

2021年上半期の資源価格の推移

参考情報として、主な資源価格の推移をRIOの決算資料から抜粋して記載しておきます。

<鉄鉱石>

<アルミニウム>

<銅>

RIOとBHPでは、RIOの方が収入に占める鉄鉱石の比重が高いため、業績により大きなポジティブインパクトがありました。

いずれの価格も2020年から2021年6月まで右肩上がりでかなりの上昇を見せています。

RIOの業績推移

RIOの決算ですが、やはり直近12ヶ月(TTM)の業績の伸びが著しいです。売上、純利益ともに素晴らしい伸びを見せています。

直近12ヶ月(TTM)のEPSの伸びが凄まじいことも分かります。過去10年間ではぶっちぎりの数字です。

営業CF・フリーCFともに直近で大きく伸びてきています。

このところの資源価格の急落っぷりを見ると、上記の数字(特にTTM)は瞬間最大風速的なところはあるかもしれませんが、一時的にでもこのようなパフォーマンスと株主還元を見せてくれるのはホルダーとしては有難いですね。

BHPの業績推移

BHPはRIOと比較すると、直近12ヶ月で見てもそこまで突出したパフォーマンスではありませんが、比較対象として同じチャートを掲載しておきます。

個人的には昨今の状況を踏まえると、もう少し業績が伸びてもいいのではないかと思っているのですが、まあ長い目で見て引き続きホールドしていきたいと思っています。

2021年のポジティブサプライズ

今回の2銘柄は株価上昇を含めたトータルリターンではそこまで突出しているわけではありません。

ただ、インカムに着目した場合に、単年でここまでの数字を出せる銘柄は私のポートフォリオには他にいませんので、単純にすごいなと思い、記事にしてしまいました。

この2銘柄は現状のオールシーズンズ戦略っぽい投資戦略を維持する限りは、売却することはないはずですので、引き続き末永く保有して複利の力を発揮してもらおうと思っています。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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