SBI証券で取り扱いのあるADR銘柄のうち、中国以外のBRICS(ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ)の全銘柄について、配当利回り・配当性向等を一覧にまとめました(2022年1月21日時点)。
いずれも新興国のなかでは規模感のある国ですが、直接アクセスすることが難しい市場ですし、これぞという銘柄があれば、ADR銘柄を活用した投資を検討する価値はあるかと思います。
ADRって何?という方は以下の記事にて解説していますので、興味があれば是非こちらもご覧ください。
SBI証券ウェブサイトの情報をまとめました
SBI証券のADR銘柄一覧に記載されている銘柄について、2020年4月28日時点の情報をまとめております。

各銘柄の銘柄情報としてSBI証券ウェブサイトで表示される上記の黄色部分の情報をまとめたものです。
なお、配当性向については、単純に上記の一株利益と一株配当(年間)を基に計算しています。
ブラジルADR銘柄

銀行、ビール、電力、農業、航空機、電気機器、製鉄、LCC、石油、資源など幅広い企業がラインナップされています。
全体的に配当利回りがかなり高く、PERも一桁台の銘柄が多いので、パッと見は興味をそそられますが、ブラジルの10年国債利回りは11.2%(2022年1月21日時点)ですので、この分は割り引いて考える必要があろうかと思います。
ロシアADR銘柄

SBI証券で購入できるロシアADRは上記の3銘柄のようです。
ロシアと言えば天然資源のイメージですが、資源系企業はMTLだけで、残りの2社は通信事業の企業です。
PERが非常に低いのが印象的ですね。
2022年1月21日時点でロシアの10年国債利回りは9.4%となっています。
インドADR銘柄

ここまでの2か国(ブラジル、ロシア)と異なり、高PERの銘柄が並んでいます。
最近はインド市場はパフォーマンスもいいですし、投資家からの成長期待が感じられるバリュエーションになっていますね。
配当利回りはどの銘柄も低いですが、利益はしっかり出せているようなので、やはりほかのBRICS諸国とは一線を画している感じが致します。
2022年1月21日時点でインドの10年国債利回りは6.6%となっています。
南アフリカADR銘柄

天然資源関連銘柄しかない清々しいラインナップですね。
個人的には南アフリカと言えば金鉱株というイメージなのですが、SBI証券でも期待に応えて金鉱株をそろえてくれています。
ただ、個人的には米国の大手金鉱株の好きなので、そちらを保有しています。
また、レイダリオの教えを守り、ゴールドそのものにもETFを使って投資しています。
2022年1月21日時点で南アフリカの10年債利回りは9.2%となっています。
各銘柄の購入に際しては必ず最新の決算及び配当状況をご確認ください
これまで掲載したほかの国同様、SBI証券の情報を整理し、そのまま掲載しています。
したがって、一部銘柄については、配当の停止を発表した情報が反映されていなかったり、最新の決算・適時開示に基づいた利益予想になっていない可能性があります。
上記の表は参考程度にざくっとスクリーニングするには使えると思いますが、実際の購入に際しては必ず個別銘柄の最新情報をご確認ください。
中国以外のBRICS諸国の銘柄に投資を検討する際に本記事が一助となれば幸いです。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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