【初心者向け】「オールシーズンズ戦略」黄金のポートフォリオの作り方【資産別おすすめETF】

オール・シーズンズ戦略

先日、これから投資を始めようという初心者の方は株と債券のETFをそれぞれひとつずつ購入すべき、という記事をアップしました。

本日はそこから一歩進んで、当ブログが推奨する「オールシーズンズ戦略」に取り組んでみたいという方向けに、簡易版黄金のポートフォリオの構築方法をまとめました。

※黄金のポートフォリオこと、「オールシーズンズ戦略」をご存じでない方は、こちらの記事も是非ご覧ください。万人が知っておくべき内容です。

株・債券・金・コモディティにバランスよく分散投資

まず黄金のポートフォリオ「オール・シーズンズ戦略」の資産配分を確認しましょう。

  • 株式(S&P 500もしくは他のインデックス)…30%
  • 中期米国債(7~10年満期)…15%
  • 長期米国債(20~25年満期)…40%
  • 金…7.5%
  • 商品取引(コモディティ)…7.5%

今回は初心者向けということで、私が活用しているSBI証券で取り扱いのあるETFのなかから、各アセットに対応するおすすめのETFをひとつずつ紹介したいと思います。

資産クラス投資比率おすすめETF経費率
株式30%VTI0.03%
中期国債15%VGIT0.05%
長期国債40%EDV0.07%
金(ゴールド)7.5%GLDM0.18%
コモディティ7.5%

SBI証券を活用して「オールシーズンズ戦略」を実行する際の問題点は、コモディティのエクスポージャーをどう確保するかです。

2020年2月24日現在、SBI証券ではコモディティ市場全体を広くカバーするようなETFの取り扱いはありません。

したがって、下記記事でも述べたとおり、個人的には資源銘柄(石油・鉱物など)への個別投資でこの分は代替する方を選好しています。

株式は米国市場全体を広くカバーするVTI

全体の30%を占める株式ではVTIをおすすめします。

S&P 500のVOOでもよいのですが、個人的には米国市場をほぼ100%カバーするVTIの方を好んでいます。

出典:SBI証券

このETFに投資をしておけば、上記のとおり、マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックなど、米国企業はすべてカバーできるので、らくちんです。

金融商品としても長期的なパフォーマンスがプラスになることは間違いな、市場全体をカバーする分散効果も得られ、かつ経費率も年0.03%(!)と文句のつけどころがありません

債券は中期と長期の低経費率ETFをひとつずつ

レイダリオ氏は、債券としては中期国債(7~10年: 15%程度)と長期国債(20年~: 40%程度)をそれぞれ保有することを勧めています。

これらをカバーするETFとしては、ともにバンガード社の商品であるVGIT(中期国債ETF)とEDV(長期国債ETF)がお勧めです。

基本的には長期債の方が利回りが高く、歴史を振り返っても中長期では常に短中期債を上回るリターンを記録しています。

ただ、長期債は金利変動に対する価格変動が大きいため、短期的な金利上昇局面においては、それなりにネガティブなパフォーマンスを記録する可能性があります。

したがって、長期債に全振りするのではなく、全体のパフォーマンスを安定させるために、15%を中期国債に振り向けることをレイダリオ氏は勧めているものと考えられます。

出典:SBI証券

中期国債ETF・VGITは直近の分配金利回りが2.19%、経費率は0.05%です。

出典:SBI証券

過去5年間のチャートを見ても、値動きが非常に安定していることが分かります。

次に長期国債ETF・EDVを見てみましょう。

長期国債ETF・EDVは直近の分配金利回りが2.32%、経費率は0.07%です。

はっきり言って、債券の残存期間がこれだけ違うにも関わらず、VGITとこれだけ利回りの差がない状況は異常です。

本来であれば、最低でも3.0%以上の利回りが確保されるべきですし、昨今の異常な金融環境が反映されていると言っていいでしょう。

VGITと同じく過去5年の値動きですが、価格変動の幅が全く違いますね。

長期国債においては、時期によってはそれなりに大きなキャピタルゲインを得ることもあれば、大きな損失を計上する時期もあることが分かります。

金は低経費率で現物の裏付けがあるGLDMがおすすめ

ゴールドETFについてはステートストリートが運用するGLDMがおすすめです。

低経費率で現物の金の裏付けがある点が主な理由ですが、詳細は下記記事にてまとめていますので、興味がある方はこちらもご覧ください。

まとめ:VTI 30%/VGIT 15%/EDV 40%/GLDM 7.5%(+個別資源銘柄)

株式・債券・金については、ここまでの内容を踏まえ、それぞれ上記のETFを購入することでよいでしょう。

一方、SBI証券を前提とすると、コモディティについては、個別銘柄(個別企業の株式)を買うことで対応するしかないのが現状です。

初心者の方が個別銘柄を購入することを私はおすすめしていませんが、参考までに候補となり得る資源銘柄をいくつか挙げておきます。

Ticker企業名概要
RDSBロイヤルダッチシェル石油メジャーの一角
BHPBHPビリトン世界最大の鉱山会社
RIOリオティント世界三大鉱山会社の一角

上記の銘柄はいずれもADRという形で米国市場に上場しており、日本の投資家が日本から買い付ける場合、通常の米国株よりも税制面でメリットがあります。

ADRについても、別途記事をまとめていますので、興味があればご覧ください。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

コメント

  1. ふじい より:

    こんにちは。
    オールシーズンズ戦略について調べている中で訪問させていただきましたが、ものすごく勉強になりました!

    こちらの記事にあるETFを積み立てていこうかなと考えているのですが、どうしても海外ETFとなると1口の金額以下で購入できないために少額だとバランスが崩れやすく、楽天証券などの場合は海外ETFの自動積み立て自体ができないようで、ちょっと面倒くささも感じております。

    もし可能であれば、なるべく国内投資信託を使った場合の再現パターンなどを分析いただけると自分のような初心者には嬉しいのですが、今後の展望としていかがでしょうか?

    ぜひご検討よろしくお願いいたします!
    今後とも応援しております。

    • にこまる にこまる より:

      コメントありがとうございます。
      国内投信は私自身は一切保有したことがなく、完全に門外漢なので、勉強させてください。
      記事に出来そうであれば、そのうちアップしようと思います。
      これからもよろしくお願いします。

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