【投資の基礎】ステップ2:適切な資産配分を決定する

初心者向け

私の愛するバンガード社のウェブサイトにて、初心者向けに投資の基礎知識がまとめられています。

https://investornews.vanguard/your-investing-life-step-2-choosing-the-right-asset-mix/

こういったバンガード社の記事も参考にしつつ、初心者が投資を始めるにあたって理解しておくべき基礎知識を全5回に分けてお届けしたいと思っています。

  1. リスクとリターンを理解する
  2. 適切な資産配分を決定する
  3. 非課税口座を活用する(一般/積立NISA, iDeCoなど)
  4. 通常口座を活用する(株式・債券・ETFなど)
  5. リバランスを実行する

投資における最重要事項で運用計画の根幹となるのは資産配分

最初に本日の内容を簡単にまとめておきます。

  • ①投資目的、②時間軸、③リスク許容度の3つの要素によって適切な資産配分が決定されます。
  • バランスの取れたポートフォリオでは、各資産クラス(株式、債券、現金など)がそれぞれ異なる役割を果たします。
  • 目標とする資産配分を決定してから、個別銘柄やETFの選定作業に臨むべきです。

投資目的・時間軸・リスク許容度について考えよう

上述のとおり、目標とする資産配分を決定するには、まず下記の3つの要素について考える必要があります。

①投資目的

「なぜ自分は投資をするのか?」を今一度明確にしましょう。

私の場合は金融資産からのCFを増やすことで労働収入への依存度を下げ、人生の選択肢を増やすために投資をしています。

よって、潤沢なCFを生む資産を購入していく必要がありますし、そのためにはベースとなる資産規模の拡大もバランスよく追及していく必要があります。

皆さんの場合はいかがでしょうか。

老後に向けた資金作り、子供の教育費の準備、アーリーリタイヤのための資産形成、持ち家購入のための準備金など、人によって目的は様々だと思います。

まず自分が投資を通じて何を実現させたいのかを明確にしましょう。

②時間軸

次に目標達成までどれくらい時間があるかを考えましょう。

私の場合の時間軸は2025年までです。

この時間軸(目標達成の時期)を明確にすることで、毎月いくら投資に回すべきかが明確になります。

例えば、投資で得られる年平均リターンを6%と仮定すると、6年後までに100万円を準備したい人は毎月11,573円を投資に回していく必要があります。

一方、時間軸を変えて、3年後までに100万円を達成しようと思えば、毎月25,422円を投資に回していく必要が出てきます。

このように時間軸を設定することで自分自身が達成すべき日々の目標が明確になるのです。

③リスク許容度

最後に自身のリスク許容度を考えてみましょう。

一般的にはリスクが高い順に株式>債券>現金となります。

したがって、一般に株式100%のポートフォリオは、株式50%:債券50%のポートフォリオよりもリスクが大きくなります。

と、ここまでは教科書的な内容なのですが、個人的には投資経験の浅い人が自分のリスク許容度を把握することは非常に難しいと思っています。

私自身も昔は「株だけを持っていた方が長期でリターンが高まるんだから、債券なんか持たずに株だけに投資すればいいじゃん」と思っていました。

しかしながら、投資によって損失を被ることが自分にどのような影響を与えるかは実際に経験してみないと分からないものです。

そして、一般に経験の浅い人ほど損失を抱えることに慣れていないためリスク許容度は低くなります

人によってはたった1-2%の損失でも耐えきれないほどの苦痛を感じることもあるでしょう。

そういう人が年20-30%は変動する株式100%のポートフォリオを組めば、おそらく精神的に参ってしまい、どこかの段階で損切りして精神的苦痛から解放されることを選択するはずです。

こうしてみんな投資で失敗していっているのです。

私は若くして投資を始める最大のメリットは早い段階で自身のリスク許容度を実体験に基づいて把握できることにあると思っています。

若いうちの失敗は金額的にも取り返せる場合が多いですし、その経験を基に自身のリスク許容度を把握することが出来るので、早い段階でより洗練された投資戦略を取れるようになるからです。

主要な資産クラス(株式・債券・現金)を理解しよう

自身の目的・時間軸・リスク許容度を検討したら、それを実現する手段として、適切な資産配分についても考えてみましょう。

そのためにはまず各資産クラスが異なる特性を持ち、市況の変化に対して異なった反応を見せることを理解する必要があります。

資産クラス特性特徴
現金(現預金・MMFなど)安全性市況の変化に応じて価値が変動する可能性は極めて小さいですが、成長する可能性も非常に限られており、基本的には少々の利子を生むのみです。
債券定期収入
安定性
債券の発行者は償還日に元本を支払ってくれます(デフォルトしなければ)。
また、償還日までは定期的に利息を受け取ることができます。
株式成長性株式を購入することでその会社の一部を所有することになります。
上手くいけば利益を生みますが、失敗すれば出資したお金を失います。

このように異なる特性を持つ資産クラスのうち、最もメジャーな株式と債券を組み合わせたポートフォリオが1926~2017年に記録したリスク・リターンの数字は以下のとおりです。

なお、いずれの資産においても広くグローバルに分散投資した場合の数字となっています。

<債券100%>

<株式50%:債券50%>

<株式100%>

上記の年間平均リターンとリスク(Worst Year/Years with a loss)を見て、自分が求める資産配分がだいたいどのあたりにあるか、イメージしていただけるかと思います。

どんなにリスクを避けたいと思っても、最低債券100%程度のリスクは許容しないと、まともな投資はできませんし、株式100%で最大リターンを追求しようとすると、だいたい3-4年に一度は損失を出しながら、最悪の場合にはたった1年で4割以上の損失を抱える可能性と向き合う必要があることがご理解いただけるかと思います。

まずは分散の効いた株と債券のETFをひとつずつ買ってみよう

上記を踏まえ、これから投資をはじめる方にはバンガード社の株と債券のETFをひとつずつ購入することをおすすめしています。

同趣旨の記事を過去にアップしていますので、詳細はこちらをご覧ください。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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