【IB証券】株式利回り向上プログラムが想像以上によさそうな件

投資戦略・方針

2020年12月からIB証券(インタラクティブ・ブローカーズ証券)に資産の大半を移管して、1カ月半ほどが経過しました。

IB証券には株式利回り向上プログラム(Stock Yield Enhancement Program)というものがあるのですが、これが想像以上に収益に貢献してくれそうなので、紹介したいと思います。

※IB証券のメリット・デメリットについては下記記事にて簡単にまとめています。

プログラム概要

このプログラムは簡単に言えば、IB証券が自動で保有銘柄を貸株に出してくれて、その対価として得られる借株料の50%を受け取ることができる制度です(残りの50%はIB証券の収入になります)。

https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=47010

このプログラムへの参加資格は、IB証券でマージン口座を保有している人、もしくはキャッシュ口座で資産残高がUSD 50,000以上の人となっています。

マージン口座を開設すれば利用可能なはずでので、基本的にはIB証券で口座開設すれば利用可能な制度になっています。

プログラムのメリット

①完全自動で追加の手間はゼロ

本制度ではIB証券が勝手に保有銘柄を審査して、空売りニーズのある投資家に貸し出してくれます。

銘柄を保有している投資家サイドで発生する作業は文字通りゼロです。

②100%の透明性

これはIB証券の当制度の特徴的な点だと思います。

貸株に出された銘柄ごとにいくらが何%で貸し出された結果、どれだけの収益が発生し、それをIB証券と投資家でいくらずつで分配したかを明示してくれます。

これによって、ニーズが高い(≒供給が少ない)銘柄を把握することをできますし、ある程度今後の収益を予測することもできます。

③勝手に入ってくる追加収入

①・②の結果、投資家は何もしないで本来の運用益に加え、追加収入を得ることができます。

④運用上の制約はなし

これも非常に重要な点ですが、貸株に出されている銘柄についても運用上の制約がかかることはありません。

通常保有している銘柄と同様、キャピタルゲイン・ロスを負いますし、自分が売却したいタイミングで自由に売却することができます。

またプログラムからの脱退もいつでも自由にできます。

主な留意点とリスク

①貸付された株式は空売りに利用される

通常、株式を借りる人は空売りするために借りるわけですから、本制度によって貸株に回された保有銘柄は、空売りによる株価の下落圧力になり得ます。

②貸付金利は大きく変動することがある

貸出金利は突然大きく変動することがありますので、安定的な収入源として、本制度を頼ることは望ましくないものと考えられます。

③全ての保有銘柄が貸し出されるわけではない

保有している銘柄すべてが貸し出されるわけではありません。

貸借市場の需要に応じて、IB証券の判断で貸し出されるわけですので、本制度を活用しても場合によっては、期待したほど株式が貸し出さず、さほど収入を得られない可能性があります。

④議決権は借り手のものになる

この点を気にされる方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、念のため触れておきますと、貸し出されている株式の議決権は借り手のものになります。

したがって、貸し出されてしまった株式については議決権を行使することはできません。

直近の副収入実績

「メリット・デメリットは分かったけど、実際どれくらいの収入になるのよ?」というのが皆さんが一番気になる点と思います。

ですので、2021年1月1日から15日の間に私が受け取った副収入の実績を下記に掲載します。

一番右の欄のTotalに表示されている22.98ドルが私がこの2週間ほどの間に受け取った副収入です。

年換算すると500ドルを超えるペースで、IB証券での運用残高(22~23万ドル)に対しても0.2~0.3%ほどになりますから、決して小さくない金額です。

個人的に面白いなと思ったのは、各銘柄ごとに貸出金利が著しく異なる点で、私の副収入のほとんどはIXG, VIGI, VYMIの3銘柄が稼いでくれています。

それぞれ直近では年利5.72%, 3.41%, 3.96%で貸し出されており、この金利をベースに得られた貸株料の半分が私の収入になっています。

やはり需給関係からマイナーな銘柄(例えば上記のようなNon-US ETFなど)ほど高金利で貸し出せるようです。

やっぱりIB証券に切り替えてよかった気がする

先日別記事でも言及したとおり、やはりSBI証券からIB証券に切り替えてよかった気がしています。

現状の水準のまま副収入が得られ続けると仮定した場合、一切の手間と時間をかけずに、ポートフォリオの利回りが年0.2~0.3%ほど改善することになるわけで、これは長期の複利ベースで考えた場合、非常に大きいと思います。

IB証券では、今回紹介した利回り向上プログラム以外にも、付加価値のあるサービス(Portfolio Analystなど)が無料で提供されているうえに、売買手数料も非常に安く、便利なDRIP制度もあり、これまでのところIB証券への移行に対する後悔は1ミリもございません。

資産規模(10万ドル以下は口座維持費がかかる)と運用手段(日本株メインならIB証券を使う必要はない)にもよりますが、特に海外居住者はIB証券の活用を検討する価値はあるのではないかと思います。

本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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