2022年9月末時点でのポートフォリオの状況をまとめました。
なお、今月の分配金と累積リターンも別記事にて紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
純資産:NAVは29.5万ドルに大幅減少
今月末時点の運用純資産額(NAV)は294,939ドル (前月比:▲14,448ドル/▲4.7%) でした。
チャートの下から、累計純入金額を濃いオレンジのバー、投資による累計利益(受取配当+含み益)をその上の斜線、レバレッジポジションを薄いオレンジのバーで表しています。
レバレッジを加味した保有ポジションの総額であるGAVなどの内訳は下記のとおりです。
今月末時点では累計入金額295,043ドルに対して、累計利益が▲104ドル (入金額に対して▲0.0%)となっています。
レバレッジを加味したGAVは296,424ドル、レバレッジは1.01倍となりました。
新規投資分を除いた単月の純粋な価格変動による損益(キャピタルリターン)は▲25,696ドルでした。
今月はレバレッジをゼロ付近まで引き下げるために1万ドルほど追加入金しましたが、一瞬ですべて吹き飛びました。
また、今月の大幅なキャピタルロスの影響で、記録を取り始めてからはじめて累計利益がマイナスに転落しました。
もちろん嬉しくはないですが、まだ記録を取り始めてから3年ほどなので、これくらい全資産(株・債券・ゴールド・ビットコイン)が下がってしまうとやむを得ないです。
それよりも相場が上昇に転じるまでは安くポジションを積み増せるいいチャンスだと思うので、今後も入金を継続して今のうちに買い増していこうと思っています。
資産配分:株価下落によって株式以外の比率が上昇
今月は月末にかけて株価が結構下がったので、その分株式の比率が下がり、それ以外の資産の比率が上がる結果となりました。
先月述べたとおりですが、目標比率を上回っているコモディティもなるべく売却せず、ほかの資産(主に下がっている株式)を買い増すことでリバランスしたいと思っております。
今月の追加入金でレバレッジをほぼゼロにすることができましたので、来月以降の入金はそのままポジションを積み増すのに使える見込みです。
その都度、比率が落ちている資産クラスを買い増すことでナチュラルに構成比率を維持していければと思っています。
ポートフォリオの資産・銘柄別の内訳は以下のとおりです。
- 全世界株:VTI (米国株) & VEA (先進国株) & VWO (新興国株) & VT (全世界株)
- 米国株:VYM (高配当株) & VIG (連続増配株)
- 米国外株:VYMI (高配当株) & VIGI (連続増配株)
- 中国株:FLCH (中国大型・中型株)
- 不動産:VNQ (米国REIT・不動産株) & VNQI (米国外REIT・不動産株)
- たばこ:大手3社 (MO, PM, BTI)
- 製薬:大手6社 (ROG, NVS, PFE, MRK, JNJ, ABBV)
- 米国物価連動債:SCHP
- 石油:米欧中の大手 (XOM, SHEL, SNPTY)
- 鉱物:業界No.1 & No.2 (BHP, RIO)
- 穀物:穀物メジャー (ADM)
- ゴールド:低コストETF (GLDM)
- 金鉱:産金量No.1 (NEM)
- 暗号資産:ビットコインETF (BTCC.U)
地域別の内訳は、米国50.6%・先進国32.1%・新興国17.3%、48ヶ国に分散投資されています。
※国別の内訳は上位20位まで。内訳はコモディティ銘柄と金鉱株を含む。
地域別内訳は前月比で米国が+0.2%、先進国が+0.2%、新興国が▲0.4%となりました。
各地域の目標配分については、米国50%、先進国30%、新興国20%くらいのイメージを持っておりますので、現状の比率でほぼほぼよいかなと思っております。
ただ、以前から中国以外の新興国の比率をもう少し上げたいと思っており、今後買い増しを行う際にはこの辺りを考慮するつもりです。
短期的にはすべての地域が下げているのであまり地域分散している意味はないのですが、回復局面ではタイミングとスピードにばらつきが出ると思うので、今後も地域配分は維持していこうと思います。
投資活動:レバレッジを下げるため定期積立と配当再投資のみ
今月はレバレッジを上げないよう、VEA/VTI/VWOの定期積立と配当再投資のみを行いました。
今月は四半期末でしたので、多くの銘柄から配当があり、結果として2,000ドル超を買い増すことができました。
来月以降もレバレッジをゼロで維持しつつ、愚直な入金と配当再投資でポジションを積み上げる作戦で頑張っていこうと思います。
これくらい下がってくれると逆に将来が楽しみになる
月末に米国市場が下げたことで、S&P 500はピークから25%の下落となりました。
FRBはまだ金利を上げる姿勢を見せていますし、モメンタム的にもまだ下げる余地はあるように思いますが、長期的な視点からはそろそろポジティブな気持ちで買い増していってもいいような気は致します。
現在の株価が下がるほど、将来の期待リターンは上がるわけですし、個人的にも累計利益はマイナスになりましたが、逆にこれだけ株価が下がってもまだほぼプラマイゼロだと思えば、将来に希望を持ちながら買い向かっていくことができます。
世界の経済状況を考慮すると、もしかすると来年は今年ほどの配当は期待できないのかな、と一抹の不安を覚えたりもしますが、それは私がコントロールできることではないので、これからも自分が出来ることに集中して参ります。
具体的には、今後もできる限りの入金と規律を保った運用を続けることで、本ブログの目標である2025年までに年間CF250万円を達成できるよう頑張っていきたいと思います。
本日は以上です。最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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